アルトの世界

ナレーションと語り*

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裏声日記

陶芸ツアー2023

震災ボランティアで知り合ったRちゃん。

彼女の誕生日をお祝いするのに、プレゼントはモノではなく想い出を贈ろうと決めたのは10年前だった。

立杭焼の体験に行き、2人でカップを作った。

その後、シルバーアクセサリーや、吹き硝子、清水焼などと、回を重ねるなか

友人たちも一緒に行きたいと言うので、そのうちツアーに仕立てた。

その中で、私が知り合いに紹介してもらったのが清水焼の嘉祥窯

以来、4代目森岡嘉祥さんの指導のもと、信楽の工房でロクロを回すのが恒例行事となった。※信楽だけど信楽焼きではありません

『このツアーはRちゃんの誕生日だからこそ開催しているのだ!』

ここは忘れないでほしいけれど

みんながどうすれば喜んでくれるか?

毎年わたしがコースを考え、予約して案内する。

今年は栗東市にある九品の滝に寄り道してからランチ、そして陶芸、スイーツタイムというスケジュールにした。

誰も当日までスケジュールを知らされない(笑)

集合場所ではじめて

「今日は天気良いし滝にいきまーす。場所は、いまLINEしたからよろしく。じゃあ現地でね」

大人13人。

車3台にてきとーに振り分けていざ出発!

しかし

毎回必ず、どこかに消えてしまう車がいる。

車列は組まないのだが、今年も1台だけ九品の滝になかなか到着しない。

どうしたんだろう?そこに電話が。

「いま道に迷ってる」

どうしたら道に迷うのだ?!

実は、その車には典型的に方向音痴のオトコが1人いて、この人のオーラに侵されるとカーナビが異常な動きをする、と言われている。

まぁ、そんなのも笑えるよね。

九品の滝は、駐車場からてくてく歩いて5分ほどで着く。

メンバーの中には、去年大病をした人や、事故で大怪我して入院した人もいるので

あまりハードなコースはいけない。

気軽で、かつマイナスイオンを感じられるここはうってつけだった。

都会で生活していると、緑が恋しくなる。

さて、このツアーは、わたしの頭の中だけで構成されているので自由にアレンジできる。

「そういえば、近くに近江牛の専門店があるね」

そんな話題になったので立ち寄ることにした。

サカエヤ

私も以前買ったことがある店で、熟成牛や、希少な部位が売っていることでも人気。

買って帰りたい!

というわたしの欲望を最優先させる。

何度も言うが、コース設定はわたしの自由なのだ(笑)

ところが、行ってみると

わたしも僕も

みんな買う買う。

購入者続出で、スケジュールにやや支障をきたしてしまった(⌒-⌒; )

でも、みんなお土産ゲットで大満足。

そして、ようやく今日のメイン会場へ。

清水焼の工房とカフェ、レストランが併設された

ギャラリー&カフェENSOU

ここが最高のおもてなしで迎えてくれるわたしの特別な場所なのだ。

今回、レストランがリニューアル。

古民家をリノベーションしたお店。チャトラン。

前菜とひつまぶし。

ひつまぶしはひつまぶしでも、鰻ではなく

魚、鳥、牛から選べる。

鰤の漬けのひつまぶしを私は選んだ。

出汁が美味しい。

もちろんお酒もいただいて、ご機嫌です!

とはいえ、スケジュールが押したので、ここはあまりゆっくりできず、、、

いよいよ陶芸へ!

わたしは去年に続き、コーヒーカップを増やすことにした。

ちなみに去年の作品はこちら。

めちゃカッコよくできて愛用している。

色違いがほしい。

実物を持ってこなかったので、記憶を頼りに形を作った。

年に1回とはいえ、だいたい要領はわかるが、

先生に教えてもらいながらとにかく集中!

「自分の番になると途端にひと言も喋らなくなるよねぇ」

「ほかの人の邪魔はするくせに」

外野が色々言うが、完全無視!(笑)

爪が長いので指先が難しいのだが

まぁなんとかなるのである。

こうして出来たのがこちら。

ちょっと形が変わっちゃったなぁー。

持ち手は先生があとでつけてくれます。

釉薬を悩みに悩んで選び

こんな風にかけて、縁がこうで内側がこうで

などと言いたい放題。

ちなみに、普通はこんな細かいお願いは聞いてもらえません(笑)

嘉祥先生とのお付き合いあっての特別対応ですのでご了承ください。

さて、どんな作品に仕上がるか楽しみ!

ロクロではなく手捻りの人もいます。

こちらはかなり味わい深い仕上がりになるはず!

陶芸ツアー、締めくくりは

タルト専門店ENSOUで。

お客様が帰ったあと、私たちが貸切させてもらいます。

季節のフルーツタたっぷりのタルトは嘉祥先生の奥様が作っていて

いつも行列ができるほど。

それを13人分キープしてもらい好きなものを選びます。

もちろん主役はRちゃんなので、まずはRちゃんから選んでもらって

わたしはラスト。これにしました!

ここでタルトではないものを選んだのははじめてかも。

生クリームがふわふわで、メロンがたっぷり。

美味しい〜!りんごのソルベもさっぱりしていて

しあわせだー♡

工藤村正氏の円相の前で、恒例の記念撮影。

みんな元気に生きててよかったね。

職業バラバラ

年齢もさまざま

ただ、わたしのお知り合い、というだけで繋がり続けている仲間たち。

いつも本当にありがとう!

さて

この陶芸ツアーには続きがある。

出来上がった作品の中から先生がナンバーワンを決めてくれるのだ。

そのお披露目と発表は、7月15日。

わたしの自作自演生誕祭(誕生日は14日)に合わせて行う。

出来上がった作品をさっそく使って料理を盛り付ける、ホムパで完成形となるわけだ。

1ヶ月後が楽しみ!

 

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