玲子叔母さんへ
昨日、耳サタのあと
私のためにみんなが書いてくれたポエムの表彰のための特別roomだった。
どれも素敵で甲乙つけがたく
みんなへの感謝の気持ちを込めて、ぜんぶ朗読することにした。
読んでも読んでも終わらない(笑)
119作品もあるそうだ。
そんななか、電話が鳴った。
叔母さんの施設だ。
一度はスルーしたけれど、また鳴った。
これはただごとではない。
「ごめんなさい、ちょっと電話」
朗読を途中でやめて電話に出ると
「玲子さまの呼吸が停止しています」
あぁ、そうか、やはりそうか。
呼吸が少しおかしいと連絡があったが
その前の日はカルピスを飲んだと聞いて喜んでいた。
かおりちゃんが行ったら、目を開けたと言っていた。
でも、、、
蝋燭の炎が小さく小さくなって、、消えていくように
命は燃え尽きた。
すぐに姉に電話し、私は再びクラハに戻ったけれど
今日は朗読はここまでとさせてもらい
賞の発表だけやった。
大賞はユキさんだ。
彼女の詩はわたしそのもの。
私の光と影をすべて書いてくれていた。
そんな中での叔母さんの死。
一瞬にして叔母さんへの気持ちが込み上げてきた。
一緒に暮らしていた頃、叔母さんと折り合いが悪かったこと。
でも、美味しいものを食べさせてくれたり
お洒落を教えてくれたりした。
晩年は可哀想だった。
父や兄のせいで貯金もほとんどなかった。
アルツハイマーになって、無理矢理施設に入れてしまい
何度も怒られた。
でも、施設にいてもいつもお洒落で
時々迷惑をかけて退去させられそうなこともあったけれど
スタッフさんから可愛がられていた。
ごめんね。苦しい人生だったよね。
先週、最後に会ったとき
帰ろうとする私たちをずっと見つめていた。
あれがサヨナラになると思っていたのではないか。
握った手の感触。
もう食べも飲みもしないと言われていたのに
私たちの前で飲んで食べてくれた。
私たちにほんわかした思い出を残してくれた。
玲子叔母さんの人生はどんな使命のなかにあったのだろう。
よく頑張りました。
今までありがとうございました。
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