ゆっくり恋をする
まず私が録音して
入れ替わりに後輩女子がブースに入る。
私のセリフに合わせて彼女がキャラクターを演じる。
「なんか調子良いねえ~」
プロデューサーもディレクターも口を揃えて言った。
確かに。
基本的に「明るく」とか「元気に」などと念を押さないと少し足りないタイプである。
しかし、今日はなんともいい感じに元気そうだ。
今日はたぶん練習してこなかったんですよ(笑)
「そっか!そうだった」
実は、いつも事前に練習しすぎてかえってがちがちに緊張し、
気持ちが後回しになっていたことを
前年度の最後の収録のときに気付いた。
しかしながら、今日はどうもそれだけでは無いような・・・
「なんか可愛いねえ」
ふむ・・・なにか良いことあったな。これは。
「あ~~~!絶対そうだわ!」
一同爆笑。
そんな話題になっているとはつゆ知らず、収録を終えて彼女がブースから出てきた。
改めてその姿を見てみると・・・
あれ!今日スカートやん。やっぱり!
「やっぱり~~~!」
特に興味がなかったので(ごめん)服装チェックをしていなかったのだが
いつもパンツ姿で少年のような彼女が膝丈スカートにストッキングのいでたち。
「え~~なんですか?なにがですか?」
今日は声の調子いいからさ、なんか良いことあったんちゃうか?って話だよ(笑)
「え~~。えーっと・・・えーっと・・・」
当たり!!!?
「すごい!わかりやすいっ!」
みんなで大爆笑した。
帰り道、少し時間があったので後輩と軽くご飯を食べた。
近々、好きな彼と出かけるのにどんな格好で行けばいいんだろう?
そんな悩みにアドバイス。
彼って、前のあの人?
へえ、またずいぶんスローだねえ。
もう少し積極的に行けたらいいのにねえ。。。(^^ゞ
うぶな彼女のペースはゆっくりだ。
そして、ゆっくりと彼のことを好きになって
いつか彼が好きになってくれたらいいな、とのんびり思っているらしい。
早く決めちゃわないととられちゃうよ。
なんて、ついつい急かしてしまったけれど
そんな、のんびりした恋愛も素敵だな、と思う。
残り物のおかずを春巻きの皮でマキマキ。
彩りわるっ(笑)
でも、スジこんとキムチを巻いたものはオツマミにぴったりでした?
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