愛媛で姫な旅~初日 しまなみー道後温泉
マイルの有効期限が迫っている。どこか旅行したい。
友達のそんなひと言から「んじゃあ道後温泉でも行くか」
というノリで決まった旅のお話です。
その朝、前夜、うっかりバーなのにもかかわらず
うっかり朝一番の飛行機を予約してしまった私。
寝ぼけ眼で準備を始めた。
ぼやーっとしつつ、化粧水をたっぷり手のひらに取って、両頬に当てた。
化粧水は手のひらで。
これはあるバーのママに教わってから実践している。
手のひらで頬に押し込むように浸透させるのがコツだ。
いつものように。。。じんわりと。。。
がしかし、わたしは大声で「違う!」と叫んだ。
頬に触った化粧水の感触が・・・アルコール感いっぱい!
ぎゃ~~~除光液(ネイルリムーバー)やんか~~~~!!!
とまあ、旅の話とは関係ないが、そんなアクシデントで始まった旅である(笑)
友達とは飛行機内で待ち合わせ←大人なので席も隣ではない(^^ゞ
松山空港から一緒に行動する。
レンタカーを3日間借りることにした。
まずはしまなみ海道をドライブ♪
梅雨のさなかということで雨の心配もあったが(周りが心配してくれていた)
自称晴れ女。正直どーでもいいや、と思っていたら、やっぱり曇り時々日が差す・・・で推移。
これは3日間ずっと同じだった。
ただ、曇り空の瀬戸内海は魅力半減なのは確かである。
それでもまずは自然を堪能しよう、ということで
宮窪の潮流体験船にのることに。
約1時間のコース。
小さな島や岩礁が多いこの地域。
潮の流れが急で、ぶつかり合うところが多く、昔は船の難所であったという。
渦を巻く潮。
岩肌に沿って波立つほどの急な流れ。
それを間近に見るとなかなかの迫力だ。
時折ボートはエンジンを止めて、わざとその流れに身を任せる。。。。と
大きくくるりとボートが旋回した。
これが小舟であればくるくる回って方向性を失うだろう。
時間帯によっては船が鋭角に立ってしまい、渦に飲みこまれるほどだとか。
船頭さんともお喋りしたり、島で作業している方ともお喋りできて
かなりほんわか楽しい体験だった。
お、そうこうしているうちに約束の時間が!
愛媛に住んでいる知人は数人いるが、そのうちの1人。
いまだ1度しか会ったことがなく、1度はニアミス。。。という不思議なご縁のある女性。詳しくは1年前のブログを。
今治在住のその方とようやくゆっくり会えることになった。
橋のすぐたもとの絶景レストランでの待ち合わせ。
緊張の再会である。
美人。若い。さわやか。上品。明るい。あけっぴろげ。
こんな形容詞が並ぶFさん。
友達を紹介し、3人でしばし私たちのご縁の話や、プライベートな話・・・というのも
これまでお互いの話をしたことが無かったので(笑)
いやあ、ほんとうに嬉しかった。
とうとう会えた。お互いそんなしみじみとした気持ちだったかもしれない。
「知り合い」から「友達」になった瞬間だった。
私たちは再会を約束して(今度はお酒付きで)サヨナラし
1時間余りの山越えドライブ。
目指すは今日のお宿、道後温泉。
道後温泉と言えば「道後温泉本館」坊ちゃんの湯。
部屋でしばし休憩ののち、18時頃に入りに行くことに。
なにしろ、前回ここに来たときにはそれはそれはすごい人で
まさに「芋の子を洗う」状態だった(-_-;)
この時間なら夕食どきでマシかも?
果たして・・・大正解!!!
お風呂も空いているし、有料の休憩所もなんと貸切(笑)
せっかくの情緒ある温泉だが人込みでは魅力がない。
しかしながら今回はその建物の雰囲気、お風呂のレトロな風情をたっぷり感じることができた。
ついでに地元の人であろう、お風呂の楽しい入り方も観察(笑)
①浴槽の縁を隔ててお尻は外、足だけ湯船。らくちんそう。
②お湯の吹き出し口に肩をあて、打たせ湯代わりに使う。
③お湯の吹き出し口のあるスポットにぶら下がって背中のストレッチ。
などなど。
ちなみにホテルのフロントでチケットを買えば1割引きでした☆
あ~あったまったね!汗が引くまで休憩所でゆっくり過ごして、いざ楽しみな初日ディナーへ!
待ち合わせは松山の繁華街。
「待ち合わせ」というのも・・・・美味しい店は地元の通に案内してもらうのがイチバン!!
ということで、お仕事で知り合い、いまでは飲み友達の独身貴族Mさんとアポを取っていたのだ。
Mさんは某N局の松山支局に勤務中。
以前から一度遊びにおいでと誘ってもらっていた。
話も面白いし食も酒も合うMさんの案内してくれる松山。ぜったい楽しいに違いない。
なーるほーど~~~
案の定、観光客ではたどり着けなさそうなこじんまりした和食屋さんへ案内された。
個室に通される。
お任せのコース料理は期待通りの内容で
瀬戸内の旬のお魚が次々出てくる。
お造りのぷりぷりした歯ごたえ、甘さに感動。
そして、やっぱり鯛の煮つけ。
この照りと、柔らかな身。う~~ん日本酒が進む!
日本酒もMさんにお任せしたが、すべて地酒。
愛媛の地酒って、あまりイメージなかったけれど、石槌山のあたりは名水だから美味しいんだって。
すっきりキレのある辛口のお酒が
この郷土料理にぴったりだった。
最後は鯛茶漬けで締めて・・・あ~~~はちきれそう(笑)
身体はぽっちゃりしてるけど、スマートなエスコートのMさん。
いつのまにかお会計を済ませていて。
ほんと、ご馳走様でした(*^_^*)
明日も早いからこれにて・・・とはならず
ちゃんと次をご用意くださっていた。
私好みの老舗バー「露口」へ。
御年80歳超のマスターと笑顔が素敵な奥様あさこさんのバーは
地元ではもちろん、全国からバーのマスターたちが訪ねてくるほど。
要するに「師匠」とあがめられてるマスターなのだ。
Mさんは常連さんのようで、わたしたちも一見にも関わらずリラックスして楽しめた。
風格あるバーではあるが人を緊張させないあたたかさが人気の秘密なのかな。
うわ~~~自分で書いててびっくり。
すごい濃い1日だ(笑)
宿の温泉は明日の朝にして。
私たちは枕トークもそこそこにあっという間に眠りに落ちたのだった。
愛媛で姫な旅~初日 しまなみー道後温泉 終わり
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