アルトの世界

ナレーションと語り*

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裏声日記

東北の旅~初日 岩手釜石-大槌

今年も海の盆の季節がやってきた。

震災の復興や鎮魂のために開催される三陸海の盆は今年で5回目。
そのうち2回目から私は司会者としてご依頼を受け
大阪から仲間とともに出向いている。

仕事が目的の主であるが、
それ以外は大好きな岩手で、大好きな人たちと会い
美味しいものを食べて美味しいお酒を飲んで
さらに、少しだけ何かお役にたてることがあれば参加して来る・・・
のがツアーの中身である。

それに賛同してくれる仲間とともに、今年もドライブツアーが始まった!

今年のメンバーは
レギュラーのRちゃんに加えて、昨年から参加してくれてる楽しいオジサマHさん。
更に、1年前の岩手大槌で知り合ったファシリテーターのKさんを巻き込んでの4人組。

まずは遠野に到着。
まごころネットのHさんにご案内いただいて、大槌奇跡の復興米の水田へ。

水田

今年も元気に育っている。少しずつ稲が実ってきている。
黄金色に頭を揺らすのは9月下旬頃だろうか。
収穫が楽しみである。

続いては今夜の宿泊地大槌へ。

途中、先日世界遺産に認定されたばかりの「橋野高炉」へ立ち寄った。

橋野高炉

まだまだ世界遺産らしい雰囲気には程遠いけれど、前は無かった大きな看板もできて
展示施設も整備されて観光客もそれなりに来ている。
これまでまったく興味を持っていなかった橋野高炉。
このタイミングで来られて良かった。

大槌町で最初に向かったのは、まごころ花プロジェクトで仲良くなった花っこ隊のK田さんのお宅。
釜石の仮設団地を暮れに出て、今は息子さん家族と一緒に大槌の高台に暮らしている。
もともとの家は津波で流され、いま、その跡地は嵩上げ工事中。
いったいいつその場所に戻れるやら・・・・ということで、戻ることをあきらめて高台に家を作ったのだ。

仮説を出られる人はそんなに多くない。
しかし出るのも善し悪しで、せっかくできた仮設でのコミュニティから離れ
また新たな土地でいちから知り合いを作っていくのはストレスがかかる。

しかし、あの小さな仮設での暮らしは厳しい。

そんなお話を含めてご新居にてお昼をご馳走になり、いろいろお話を聞かせてもらった。

ところで、実は
奇しくもこの日1泊させていただく大槌のAさんが町議選に出馬することになり、翌日投票日ということで
こんな時にすみません(~_~;)と恐縮してしまう日程となってしまった。
ご本人は「気にしないでいいですよ」と、優しい言葉をくださる。

けいいちさん

私たちは1票投じることはできないけれど、応援と気晴らしのお役にたてれば良いなあ~などと思いつつお邪魔することにした。

Aさん宅に荷物を置いて、しばらく仮眠してエネルギーが復活したころ、外の風も涼しくなり始めた。
さすが東北。
さぁ、そろそろ釜石へ出発しよう!

今日はお祭り「釜石よいさ」が行われる。
実行委員長は憧れのホタテ王子。まごころネットの仲間で、去年転職して釜石に移住しているS嬢も踊るらしい。

会場周辺はすでに盛り上がっている。

よいさ

人をかき分けて進んでいくと、あちこちで知り合いに出会う。
なんというか・・・釜石がこんなにも身近な場所になっていることに不思議な気持ちになって感動した。

2月にスカイプで和歌山の高校生と岩手の高校生によるテレビ会談の企画を実施した際
画面の向こうにいた大槌の役場の人や、当時高校生で春に社会人となった人とも初対面!

特に、ホテルに就職した可愛い女の子が、ホテル前で浴衣を着てビールを売っていたのに遭遇したのは感動的だった。

ことみちゃん

あ~~貴女がKちゃんね!しもつまです~!

手を取り合って初対面を喜んだ(笑)

あ!S嬢のよいさチームがやってきた!

さやか

それぞれ趣向を凝らした衣装で登場する中・・・
なんで長靴やねん!

すっかり釜石の顔になってしまったS嬢に声援を送ると
おおいに照れてくれる。可愛い?

ホタテ王子にも声をかけて、よいさの雰囲気を存分に味わうことができた。

そして、もう一人、会わずにはいられない石屋さんもたずね
おじちゃんおばちゃんの元気そうな姿にホッとする。

きくちさん

あ~~~釜石だぁ~~~
帰ってきた。って感じがするなあ。幸せ。

大槌に戻り、みんなで部屋飲み。
役場のHさんも参加してくれ、Aさんの手料理も並んで賑やか豪華な宴会となった。

おもてなし

仮眠してないものの昨夜ほぼ徹夜だったので、
布団に横になった直後、記憶が途切れた(笑)

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