アルトの世界

ナレーションと語り*

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裏声日記

わたしたちのBAR

今夜でうっかりBARの年内営業が終わった。
今年は本当に色々なことがあって
うっかりBARを閉めようかなと思ったことが何度あったかわからない。

特にBARをスタートさせたきっかけである副キャプテンが亡くなった時は
何の為に続けるのか?ふと店で1人になると
寂しくておいおい泣きそうになった。

やっちゃんとの想い出の店を閉めるのは哀しい。
でも1人で続けるのも淋しい。
どうしたものか…

写真に向かって聞いたものだった。

でも、いつも来てくれるお客さんや私の友人達が
入れ替わり立ち替わり訪れてくれて励ましてくれて
笑わせてくれて、癒してくれて。

素晴らしい出会いをいっぱいくれたこの店は やはり副キャプが遺してくれた素敵な宝ものだな、と。

今年最終日の今日は自分勝手に静かに終わろうと思ってた。
結果的にはやっぱりいっぱい笑わせてもらって 感謝感謝の中で終了。

素敵なクリスマスプレゼントもいただき 幸せを噛み締めた。

クリスマスプレゼント

お客さんの為にやってないBAR。
自分のために、自分が楽しくて、幸せであるためのBAR。

お金もらってるのに、なんか酷い話だけれど
ほんとにそうなのだ。

「週1回、ここで2人で会えるからやろうよ。」

スタート時のスタンスを忘れないようにする。
2人が1人になってしまったけど、
わたしたちのBAR。

2015年。支えていただきありがとうございました。
よろしければ 来年も私の我儘にお付き合いくださいませ。

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