アルトの世界

ナレーションと語り*

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裏声日記

内緒の話

自分の誕生日を自分自身でイベント化するようになったのは
うっかりBARを始めてからだ。

最初は副キャプがサプライズで企画してくれて
すごく嬉しかったのだけれど
なんだかとても照れ臭かった。

そして、その時、思わず言ったのだ。

わたし明日死ぬのかな?

それくらい幸せで、感動してしまった。

よく年から、照れ臭さを感じないためと、
去年のようなサプライズはもうないから、
いっそ自分で自分の誕生日を大っぴらに祝ってしまおう!
と思いついた。

副キャプがもうこの世に居なくなったから。
死んだのは私ではなく彼女だった。

さて、
自分で呼びかけて「わたしにおめでとうと言ってちょーだい!」
おねだりするのもまた楽しいもので
こんな私のために集まってくれる友人たちに感謝。

ところが
いつもつるんでる友人たち以外にも
私のためにお祝いしてくれる人がいてやっぱり毎年びっくりするのだ。

自ら呼びかけているメンバー以外には
なるべく誕生日が近いことを知られないようにしているのに
なぜ知っているのだろう?
覚えてくれているのだろう?

昨日のG仲間のサプライズに続き
なんと今夜もサプライズが。

今夜はNATSのガールズ3人で勉強会を開いた。
吉本ばななの作品をそれぞれの表現で朗読し
感想を言い合う。

私が最近チャレンジしている練習方法を紹介し
それをやってみる。

思った通り、読みに変化が現れた。
うんうん、これはやっぱり良い練習方法だわ。
自分がどれだけ変われているかはイマイチわからないので
こうして他の人にやってもらうと客観的に理解できる。

あっと言う間に時間が過ぎ…

「ちょっと休憩しよか。」

NATSのAが言った。

「じゃあ、お手洗い行ってくるわ」
「わたしもー」

AとSが部屋を出て行った。

わたしは1人でそこに残っていたが
あ、このゴミ、捨てさせてもらおう。

そう思いついて、隣の部屋にあるゴミ箱へ。

と、ドアを開けた瞬間…

「モンちゃん(←わたしのニックネーム)どうしたのっ???!何しに来たのっ!!!!」

Aが大きな瞳を更に見開いてわたしに迫って来た。

じっと見つめられたので
もしや私の顔になにか付いてるのか?
付けまつ毛が取れてるのか?←付けまつ毛はつけてないから違うけど

思わず側にあった鏡に顔を映した。

化粧、汗でぜんぶ落ちてるわ…
ん?

いや、ゴミを…
トイレに行って来ます。

ただならぬ雰囲気にようやく気づいて
私はその部屋を出た。

そして
用を済ませて部屋に戻ると…

バースデーソングが(*´?`*)

デコレーションケーキにプレゼント

「モンちゃん急に入ってくるから焦った!(笑)」

ほんと感激で、びっくりして。
幸せすぎる。

サプライズ

私の大好きなニャンコグッズがいっぱい!

ひとつひとつ、私の喜ぶ姿を想像しながら選んでくれたことも
本当に嬉しい。

一緒に勉強して、お祝いまでしてもらって
態度も身体も1番大きい私は
やっぱりほんまは末っ子です。
可愛がっていただいてありがとうございます。

今日までは、なるべく知られないように内緒にしてたけど
明日日付が変わったら
堂々と大っぴらに宣伝します!

7月14日は私の誕生日ですよー。
この先1ヶ月、いつでもプレゼント受付ます(笑)

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