血の行き先
劇的に足が良くなってきている!
仕事のため駅に向かった。
相変わらず左足を少し引きずりつつゆっくり歩く。
と、そのとき、ホームから電車が到着する、とのアナウンスが聞こえてきた。
わ!これを逃すと遅くなる!
思わず走ってしまって気づいた。
あれ。わたし走れるじゃん(笑)
とは言うものの、やはり身体が一所懸命に修復しようとしているのを感じる。
だって、、、頭が回らないもの。
そうだ。きっと血液が患部に集まっていて、脳みその方に行き渡ってないのだ。
仕事先に到着し、コーヒーを入れることにした。
1人分のドリップパックのコーヒーである。
カップにセットし、さぁお湯を入れよう、、、とした瞬間!
指先が滑ってカップごとひっくり返し、コーヒーの粉を胸板で受け止めた。
わーーーー!
粉が周りに散乱、、、、と思ったら、これが上手いことゴミ箱と、私の胸だけに落ちていて、絨毯が敷かれた床には散らばっていない。
なんとも不思議な状況であった(笑)
が、しかし、指先にも力が入ってないのか。
きっと血液が患部にばかり集まってしまっているのだ。ぜったいそうだ。
あー、甘いもの食べたい。
さて、仕事現場のビル内を移動する。
2階の事務所からひとつ上の階に行くのにエレベーターを使うことにした。
さっきは走ったくせに、というか問題なく走れたくせに、今度は自分自身を甘やかそうという魂胆である。
上向きボタンを押してしばらく待っていたらエレベーターが来た。
乗り込み、3階のボタンを押した、、、つもりが
気づいたら1階にいた(・_・;
なんでや?
いや、なんでもくそもない。
自分で下向きボタンを押したのだろう。
気を取り直して行き先階のボタンを押した。。。。つもりが、2階のボタンを押していた(・_・;
おいっ!2階はさっき乗り込んだ階ではないか!
私はエレベーターの中で何をしているのだろう?行ったり来たり。
そもそもひとつ上の階に上がるくらい階段で行け!っちゅー話だ。
なにしろ、さっき電車に駆け込み乗車したんだから。
あぁー、きっと私の体内の血液が、患部を修復させるために足にばかり集まっているのだ。ぜったいそうだ。
そのため脳みそがスカスカになっているのだ。
甘いもの食べたい。
そんな中、携帯が鳴った。
ショートメッセージが届いたのだ。
仕事関係のYさん。
「最近忙しい?」
ただそれだけ。
んん?Yさんてそんな文章書く人だったっけ?
いつも「ですます」調で話す人だ。
もしや、、、
「今忙しい?」から始まる乗っ取りメッセージ?!
ネットで調べてびっくり。
なんと、近頃は電話番号で直接やりとりできるショートメッセージでもフィッシング的な乗っ取りが行われているらしいのだ。
うひゃー!気づいてよかった。
さて、ご本人に乗っ取られてる旨をどう伝えよう?電話番号が乗っ取られてるから電話はできない。
あ、そうだ。原稿を送ってくれてるEメールで教えてあげよう。
こんにちは。携帯乗っ取られてますよ。
すると
「マジですか!!!さっきメッセージ送ったばっかりなのに」
ん?
も、もしや、さっきの「最近忙しい?」は本人からのメッセージ?( ̄O ̄;)
なんて紛らわしい!
「あはははは、乗っ取りと勘違いしたんすか?」
うーん、ややバカにされてる?
せっかくピーンと来た自分を褒めていたのに。
あぁ、甘いもの食べたい。
やっぱり脳みそに血液が送られてないわ。
先日いただいた柚蜜のリップバーム。
これでも舐めておきます(>_<)
コメントを書く