記憶のかけら
かつて、バブルと言われた時代があった。
年頃の女性たちは、皆、ワンレン・ボディコンで、夜の街を遊び倒していた。
「ひえ~!!恥ずかしい!!
そんな時もあったよね。私たち。」
学生時代の友達と、15年ぶりに再会した。
私と彼女は学校は違ったがサークルの仲間だった。
もう一人、仲良しの子がいて、3人でキタやミナミで遊んだっけ。
これぞバブル!的な原色のボディコン服。ロングソバージュに、前髪はトサカ状態。
ああ、昔の写真は見たくない!
久しぶりに会って、昔話に花が咲くが、いかんせん記憶が曖昧になっており、
「そうだっけ?」
「そんなことあった?」
ということも多い。
せめて数年に一度は会って同じ話で笑い転げないと、せっかくの思い出も記憶からこぼれてしまうようだ。
「十三のビジネスホテルでさ~、一緒に泊ったよね?」
「それ、私ちゃうよ。話は聞いたけど」
「あれ??じゃ、誰だったかな?」
だんだん話がごちゃ混ぜになってくる。
十三のビジネスホテルの話というのは・・・
当時、サークルの先輩がそこでバイトしていたので、ある夜遊びの晩、予約してもらったのだが
行ってみると、「ご休憩」の値段設定があるようなホテルで、行ってみてびっくりした・・・という話である。
まあ、そのホテルの名前が・・・「ビジネスホテルOK」というんだから
行く前に何となく気付いても良さそうなものだった。
ちなみに、このホテル、まだ健在(笑)
色々と恥ずかしい思い出が蘇る中、
今日の結論。
「」
確かに・・・二人して思わず苦笑い( ̄∀ ̄)
長年、関東で暮らしているのに、いまだ関西の乗りが滲み出ているユーモアセンス抜群の彼女。
当時仲良かったもう一人の子も居れば、
もっと記憶のかけらが集まって、鮮やかに青春時代が蘇ってくるかもしれない。
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