アルトの世界

ナレーションと語り*

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裏声日記

どんな人ごみの中でも、僕は君を見つける。

南森町から徒歩で帰ろうとしたとき

あれ?Mちゃん!

商店街を前方から歩いてくるのは、友人Mちゃん。
明日、飲みに行く約束をしていて、さっきもメールで待ち合わせ場所などやり取りしていたばかりである。

偶然だね。もう明日じゃなくて今から飲みに行っちゃう?
なんて笑いながら別れた。

南森町周辺だけでなく、梅田界隈でも、偶然知り合いに遭遇することが多い。
大体において、私が先に見つける。
もしかしたら、相手が私を先に見つけても、「あ、下間だ。知らんぷりしよ・・・」と思ってるのかも?
背が高いから見通しが良いのかな?

話は変わるが、今、毎週録画予約までして見ているドラマがある。
真夜中に放送している台湾ドラマだ。

ちょっとしたアクシデントをきっかけに知り合った男女。
偶然にも同じ大学に通う学生だった。
反発しあいながらも次第に惹かれあい、意識し始める。
そんな時、同じ講座に二人とも以前から出席していたことに気付く。
これまでも同じ教室にいたのに、全く存在を知らないでいたのだ。

その日の講義・・・脳の認識について。

「脳は、自分で一度認識したものでないと、目に入らない、という特性を持つ。
逆に、一度認識して、しかもその印象が強いと、今まで全く気付かなかったのに、目立って見極められるようになる。
好きな人が出来ると、どんな人ごみの中でも、その好きな人のことは見つけられる。それが良い例である。」

そんな話を聞きながら、二人はその教室の中で、まるで今、ここに自分たちだけしか居ないような錯覚に陥るほど、
お互いを意識し合うのだった・・・

↑先週の放送。
ってな話から考えると、
私が商店街の人ごみの中で、友人Mちゃんを見つけたのも、好きとかいう気持ちではないにせよ
さっきまでメールでやり取りして彼女のことを考えてたから・・・かな?

もちろん、仕事先の人とバッタリ出会うときも多いので、それは単に私がキョロキョロしながら歩いているだけだろうけど(笑)

この前なんて、大阪駅のホームで、あの、ごった返したホームで、ある男性を見つけた。
「Ⅰさんじゃない!久しぶりー」

かれこれ5,6年?いやもっとかな?ずっと会っていなかった人である。
我ながらよくまあ見つけたものだ。

彼はギョッとして、少々怯えたような目で私を見た・・・。

私の友達の元彼です( ̄∀ ̄)
バッタリ出会うまで、これっぽっちも彼のことを考えたこと無かったけど。

でも、好きな人なら見つけられる・・・って、なんか映画やドラマのシーンでよくあるよね。

宇宙人の襲撃にあって、皆逃げまどう中、
伊藤英明かなんかが、逃げる人と逆走して、恋人探して、見つけて抱き合う・・・みたいな。
あ、伊藤英明っつうのは何となくのイメージ。

写真は帰り道の淀川上空。どよよ~ん。

どんより空

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