アルトの世界

ナレーションと語り*

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裏声日記

形見

また蒸し暑さが戻ってきた。
35度になろうとなんのその!だった私の身体だが、
徐々に暑くなって行くのには耐えられるが
一度涼しくなって、また暑さが戻るというのは結構厳しい・・・

さて、実家で両親と歓談中、何かの話から京都の洛南高校の話題になり、
なんとなく、そういえば~って感じで

「そういえば、この前、俳句の会に初めて行きましてね。そしたら洛南の俳句同好会の子が来てました」

なんて言ったら、

「俳句!?へー。死んだお婆ちゃんが俳句やっててね。京鹿子の・・・云々」

「きょうかのこ」

聞いたことあるけどさっぱりわからん。

「いやまあ、1回参加しただけだし、全然わからなくて。これからボチボチです。」

と言っているうちに、お父さんが2階に上がり、

「こんな本あるよ、いらんか?」

形見

なんとも味わい深い・・・年季の入った歳時記ではありませんか。
俳句を作るには歳時記が必要だそうな。
私は持ってないので、この前は、私を誘ってくれた方が、それはそれは分かりやすい、子供向けの冊子をくださった。
初心者の私にはこれで十分!
でも、いずれ歳時記は買わなきゃいけないよな~と思っていたところだった。

「これ、もらって良いんですか?」

「良いよ。お婆ちゃんも、誰も見向きもしなかった俳句に興味を持ってもらえて、あの世で喜んでるよ。」

そんな風に言ってもらうと、なんだか嬉しい。

それから、私たちは死んだお婆ちゃんの悪口をさんざん言い、
30年以上前にお婆ちゃんが書いたという自分史を読んで笑った。
ところどころに俳句を挿入した自分史だった。

ところで、今年の俳句甲子園は東京の開成が2連覇したそうな。めちゃくちゃ強いって聞いてたけど、
敗者復活で逆転優勝とは鮮やかな!!
洛南は決勝1回戦で負けちゃったのね。残念。

で、優勝した開成高校の作品はこちら。

うん。すごく躍動感があって夏の喜びや希望を感じるわ~!と、好きなこと言ってますが・・・観賞するのは個人の自由です☆

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