アルトの世界

ナレーションと語り*

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裏声日記

年のはじめの〜

と、来たら「年のはじめのえべっさん!」

なのだけど

私の「年のはじめの〜女優さん!」

去年11月23日のこと。

修平君の披露宴のときに向かいに座った演出家の方が、突然

「あ!」

と、声をあげた。

ん?なになに?

「あ!シモツマさんにお願いしたい」

なにを?

「お母さんの役なんです」

へー。いいですよ。私でよければ。

こんな決まり方でええんか?(笑)と思ったけど、面白そうだし引き受けた。

ところが、台本見てびっくり。。。

めちゃシリアスやん。しかも私の台詞がラストコメント。

社内いじめによって自殺に追いやられた女の子の母の役。

裁判で会社の人たちに対して想いを語る役回りだったのだ(>_<)

うーん。重い。

本当にあったお話を元にしているので、ご遺族がこれを観たらどう思うだろう。なんて考えると、ちょっと緊張。

でも、私なら、、、という想像力を高めて、下手くそな芝居で協力させていただいた。

さて、撮影裏話。

年末に美容院に行ったら、いつもよりバッサリ切られてしまい(^_^;)

これ、母親役に合わないんちゃうん!と焦る私。

衣装も自前なのだが、お母さんっぽいのがなかなか無い。でも、このスカートが意外と活躍。実は亡き母のもので、母の手作りスカートなのだ。

遺品整理の時に捨てられず、持っていたもの。これがね、中年の役のときにハマるの。

去年、映画に出たときもこれ使った(笑)

あとは髪の毛、、、

クリクリパーマを必死に伸ばし、メイクはほとんどせず。

お母さんっぽくなったかなぁ?

そしたらね。

出番が終わり、私服に着替えて出てきたら、クライアントさんが

「わ、さすが、全然違いますね!さっきはどこから見てもお母さんにしか見えませんでした!」

と言ってくださったの!

これはさすがに嬉しかったなぁ。

初めて会う方には先入観が無いから、私の性格も知られていないし「母親」に見えたのなら本当に良かった。

もちろん年齢的に母親っぽいのは当たり前なんだけど。

そんなこんなで無事撮影終了。

貴重な体験をさせていただきました!

ありがとうこざいました!

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