幸せは声と言葉のなかに
声を生業にして長くなる。
駆け出しの頃はナレーションの仕事をもらえるだけで幸せで、ただ必死にその仕事と向き合っていた。
どちらかというと、それを聴くであろう人、映像を見るであろう人、というより
ディレクターさんたちに喜んでもらいたい、頼んでよかったと思ってもらいたい、そんな気持ちだった。
そのうち、その思いだけでなく、届ける相手に喜ばれるように。
ディレクターさんたちと共に作っている仲間として取り組むようになった。
これは30歳頃、ある監督さんに出会ったことがきっかけで意識が変わったのがきっかけ。
いま、仕事のときも、それ以外でも、声で言葉を届けるとき、幸せだなーーーと感じていて、その幸せな思いがみんなに届くと良いなぁと思ってる。
あ、いつも前面にその思いが出てるわけではなく、無意識?の感覚。
今日はNATSの新春用ラジオドラマの収録にどっぷり浸った。
4人の声のコミュニケーションと、南条さんの脚本の温かい数々の言葉に触れて幸せに包まれる。
作品作りは大変だけど、やっぱり幸せなのだ。
さらに夜は迷ナレーターの朗読。
昨夜ようやく仕上がったウエタケさんの大作を、今度はみんなの声と表現で仕上げてもらう。
まずはウエタケさんありがとう!
で、大変なのはまたここから。
わたしはその先導役であり、雑務が多い(笑)
はあーーバタバタする!なんで今になって?まじ迷惑!
とまぁ、実は…裏では色々あって頭禿げそうだったけど(笑)
本番直前の鍵部屋での練習がはじまると
なんとかしてこの作品を素敵に仕上げたい!リスナーさんに楽しんでもらいたい。
この思いに集中し、ベストなリカバリーも出来て
本番のみんなの朗読や台詞を聴きながら
あーーー幸せ。
この仕事やっててよかった。その思いが溢れてきた。
ラストの私のパートでは、私ならではのうっかりをやらかしたが(笑)そこはまぁご愛嬌で!←自分で言うな?
迷ナレーターは1月の終わりか2月始めか?あたりから始めたので、かれこれほぼ一年続けてる。
それもこれも聴いてくれる方あってこそ。
みなさまありがとうございました。
また来年もよろしくお願いします。
NATSのラジオドラマは年明け1月4日オンエアです。また告知しまーす♡
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