アルトの世界

ナレーションと語り*

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裏声日記

秘密のキュン茶会♡

2022年1月16日日曜日晴れ

キュン茶会を開催する。お茶会の茶菓子にまさかのあれが出てきた。世の中なんでもありなのだとおもう。

行司千絵さんのエッセイの中に登場するお祖母様の日記風に。

 

小春日和の今日、品川区にある岡田宗凱さんの茶室で「秘密のキュン茶会」を開催した。

キュンと何かをコラボしてみよう!

そんな思いつきで、たまたまroomに遊びに来てくれていた宗凱さんと盛り上がり企画した、耳ビジプラスワンにとっての初リアルイベントだった。

盛り上がったものの、よくよく考えるとスケジュール的にタイト。

年が明けるとコロナが再び拡大し始め、カワテツさんと私は開催すべきかどうか悩みはじめた。

予約が1人だけの回もあるし、どうしよう?

宗凱さんも含めて3人で意見を言い合う。

そして

「1人であっても同じようにもてなすのがお茶」

という話を聞いて

確かに!それはそれで面白いし、お客様ご本人が迷惑でなければ開催しよう!

と決まった。

さっそくお一人の回のお客様に事情をお伝えすると…

向かい合わせで朗読されたら気まずいと思うかと思いきや

「そんな贅沢な〜!嬉しい!」

なんとも前向きに喜んでくれるではないか!

そんな風に思ってもらえたことで気持ちが高まって行った。

そうなると、企画の肝である朗読のネタとお茶菓子が大切になる。

朗読に登場したお菓子が、お茶菓子として出てくるというストーリーで

「キュン」

してもらうアイデアだ。

ふたたび私たち3人のミーティング。

マカロンとか?フィナンシェ?最中・・・

そして行き着いたひとつのお菓子。

「良いんじゃない〜?!」

となると、次はそのお菓子が出てくる小説かエッセイかなにか・・・

これまたあれやこれやと相談しながら探し、めぼしいところを見つけて即ポチる。

果たして、良きお話が見つかるのか?!

2022年1月16日日曜日晴れ

キュン茶会を開催する。お茶会の茶菓子にまさかのあれが出てきた。世の中なんでもありなのだとおもう。

「秘密のキュン茶会」は

私の朗読からスタートした。

祖母の作った、あるお菓子の思い出と、祖母の人生が綴られた行司千絵さんのエッセイ。

祖母が他界したあと、引き出しの中から、広告の裏に鉛筆で書かれたお菓子のレシピを見つける。

そのお菓子とは。。。

ドーナツ

私も小さい頃、母によく作ってもらった。穴あきドーナツ。真ん中の丸いところもドーナツにするのだが、私はその丸いドーナツが好きだった。

そんな思い出が蘇ったこともあり、このエッセイを選んだ。

朗読を聴いていただいたあと、いよいよお茶会のスタート。

まずは、朗読に出てきたお茶菓子「ドーナツ」の登場。

本日のお茶菓子はこちらでございます。

ご覧の通り「ファミマのドーナツです」

微妙な空気が漂った。

「ほ、、ほぉー、ファミマですか」

そうです。食べ歩いて探した結果、これが1番祖母のドーナツに近く美味しかったのです!

「そ、そうなんですね」

もっともらしく私が言うと、みなさんファミマの100円ドーナツを一所懸命撮影しはじめた。

という展開からの〜

んなわけないでしょ!今日のお茶菓子はこちらです!

「えーーーー!可愛い!」「綺麗!」

ということで、私の考えたおバカなネタで、皆さんの心を「キュン」させたのでした(笑)

この笑いに乗っかり、カワテツさんも面白ネタを仕込んで笑いのマウントを取りにくる。

「当社調べによると東京一単価が高いドーナツを、時給が日本一高いと言われる川上がわざわざピックアップしてきました!」

くそっ、ちょっと面白いやないか。

こんな風に場が和み、そこに美しくしなやかな所作で、宗凱さんがお茶を立ててくれ

「ドーナツとお茶、めちゃくちゃ合います」

との嬉しい感想もいただけた。

そして、談笑の時間のラストは

カワテツさんから、、、いや胸キュン地蔵様からのありがたい「キュンみくじ」のプレゼント。

忙しい中、せっせと準備したのかと思うと、さすがに「キュン」してしまった。

皆さんも大喜び。

こういう笑顔を見ると、ちまちました作業も報われる。

なんなら、カワテツさんも私も、意外とそういうちまちま作業が好き(笑)

私がTシャツを発送する作業をいそいそとやっていた頃、似たようなことしてたわけだし。

最後はみんなで撮影大会。

京子さん、着付けと撮影ありがとう!

ラストの回はゆばこちゃんのお店「つるとかめ」のお弁当をいただきながら懇親会もあり

お互いやりたいことの話などをシェアした。

楽しい時間はあっという間。

夜、玄関を出ると、冷たくて凛とした空気に包まれていて、もうすぐ丸くなるお月さまが冴え冴えと光っていた。

道の角、みんなが見えなくなるまで並んでお見送り。

ほっとした気持ちと、皆さんの笑顔の余韻に包まれながら

「やってよかったね」と2人で呟いた。

一時はどうなることかと思ったキュン茶会。

結果的に1人だけだったはずの回は1番多くなった(笑)

こうしてはじめてのことを「とにかくやってみる」と、また新たに見えてくる世界がある。

毎朝のたわいもないお喋りからスタートしたプラスワンが、リスナーさんたちによってプラスツーにもスリーにもなっていく。

私たちの「キュン」が続きますように。

帰り際、カワテツさんが「トヨコさんのキュンみくじ」といって封筒を渡してくれた。

12月に参拝していたお伊勢さんの御守りと共に。

ご利益ありそうです(≧∇≦)

ありがとう。

 

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