ナレーターの力
いつものように出勤すると
えらいさんが私たちのところにやってきた。
「今度、僕の後任になる◯◯です」
この春、長年お世話になった方々引退し
色々担当がえがあったのだ。
私たち、一介のナレーターは受け身だ。
でも、しょっぱなから仲良くなりたくて
アホみたいな発言をしてみる。
だって、それが私でしょう?
局の調子はアップしている。
私ができることはなんだろう?
今日も、急ぎでナレーションを頼まれた時
私は下読みもほぼしないで収録する。
この場所で必要なのは
正確さとスピードだと思っているから。
そこをずっと磨いてきた私の強み。
甘えられても困るけど
私は原稿を渡されてすぐに読める。
絶対、そこは譲らない、私の力。
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