庶民がカンヌ国際映画祭に行きました。~その1パスについて~
女優…冗談では言っているものの、
本当は自分が女優だなんて思ってもいない。
なんでも経験してみたい質で
気軽に引き受けただけである。
そんな単なる一般人が、あれよあれよと言う間に
カンヌ国際映画祭の出席資格をGETしてしまった。
最初は、それがどれだけ貴重なのかさえ知らずにいて、
せっかくだから行ってみよう!
またもや好奇心からカンヌへ旅立つことを決めたのだった。
庶民がカンヌ国際映画祭に行きました。
今後、もしも同じようなタナボタでカンヌに行く人のために
情報をまとめることにします。
カンヌ国際映画祭に出席するには資格、パスが必要です。
メディア関係をはじめとした、仕事として資格を得る人と、
映画祭に出品、または上映そのほか、なにかしら作品に関わった人が得られるパスがあります。
正式にコンペティションにノミネートされている映画の関係者は
カンヌへご招待されるようですが、
パスのみもらえる、という形の人もいて、私達はそのパターンです。
申請すれば何人でもパスがもらえるわけではありません。
私達の場合はパスは2人だけ。
前もって、名前を登録しておきます。
では2人以外に行けないのか?
同じく申請し、登録しておけば、1日パスというものを20ユーロほどだせば購入することができます。
ただし、1日パスの人は、コンペティションの作品上映に参加する権利はありません。
コンペティション作品の上映には、別で招待状が必要で、
正式なパスを持っていても、簡単には手に出来ないのです。
プレスか、コンペティション作品の関係者、更にはカンヌ映画祭常連客にだけ、事前に与えられるもののようです。
そういうわけで、正式なパスが、どれだけ貴重かがわかるかと思います。
まずはパスをもらおう!
会場に到着したら、セキュリティチェックを受けて(カバンの検査)受付に行きます。
事前に送られてある書類を提出します(メールで届き、私の場合、監督のところに代表して送られていました)
名前を確認されますが、
このとき、本当に本人かどうか、本当に作品に関わったかどうかを確認されます。
監督が持参してくれていた、カンヌのホームページに掲載されている私達の作品情報のコピーと
私のプロフィール写真を見せて
すんなり通りました。
パスはその場で顔写真入りで作成されます。
これで会場を行き来できるようになりました。
また、パスをもらったら、カンヌ国際映画祭バッグを受け取りに行きます。
中には今回の映画祭のプログラムなどが入っています。
お洒落なバッグではありませんが、正式なパスを持っている人のみもらえるもので、会場内のグッズショップで売っています。
会場の外では買えません。
これ、本が入っているのでめちゃくちゃ重いです(笑)ちょっと邪魔かも…。
ここまで済んだらあとは自由に。
プログラムを見て、行きたい会場に行きます。
続きは~その2~レッドカーペットを歩こう!をご覧下さい。
庶民がカンヌ国際映画祭に行きました。
こんな貴重な経験二度とできないかも。
そんな人が、また来年以降出てきた時には・・・ちょっとこのブログを参考にしてもらえたらいいな?
あ、あくまでも新人の体験したことですので
記憶違い、また2015年以降変更になっている点もあるかもしれません。
ご容赦ください。
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