運命の人はわたし
爽やかな秋晴れの中、被災したお宅の床下の泥出し。
泥にまみれても良いように、
毎度の衣装は黒のツナギ(笑)
さあ、今日も泥だらけになるぞ!
なにしろ、床下、腹這いで潜り込んで泥を集めるという過酷な作業が待ってるのだ(>_<)
まずは上の泥を…と、はじめてしばらくした頃、
親子ボランティアが応援にやってきた。
息子さんは、大学生かしら?
10代に見える。
お!若い力。
床下も入れそう
でも…
残念ながら、彼らは半袖Tシャツだった(^^;;
ボランティア活動の時は長袖長ズボン長靴が必須なのである。
床下でむきだしの柱に当たり怪我することもあるから。
せっかく来たのにねぇ…
で、思いついたのだ!
ねぇ、キミ、私のツナギ貸してあげたら床下入る?
はい!ぜひ入りたいです!!!
ということで、その場でツナギを脱いで貸してあげることに(笑)
その後、彼は床下を舞台に素晴らしい仕事を見せてくれるのである。
父親との連携もサイコー!
ドロドロになって活躍し、活動を終えた頃には
なんとも清々しい笑顔(≧∇≦)
帰り道、私はつぶやく。
私の今日は最高のパフォーマンスしたよね!
チームリーダーも言う。
そうだと思いますよ!
生まれて初めてのボランティア活動を通して、何か彼の中で変わったことがあるかもしれない。 十数年後、彼は言うかもしれない。 今のボクがあるのは、
あの日、広島のボランティアでツナギを貸してくれた
オネーサンのおかげです。
え!オネーサン??(笑)
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