あるあるをやる
教え子のオーディション課題の収録に行った。
お世話になっているスタジオでやらせていただく。
いつもは自分がブースの中にいて、ディレクターさんがディレクター席に座り、
「トークバックボタン」押しながら私と話したり
収録が始まったら
「キューボタン」を押して指示を出す。
この「トークバックボタン」と「キューボタン」
隣同士にあり、トークバックボタンは白。キューボタンは赤。
ブースの中にいるナレーターは、トークバックボタンを押されると、ヘッドフォンからディレクターさんの声が聞こえてくる。
キューボタンを押されると、机の上にあるランプが赤く光る。それを確認して読み始める。
さて、前置きはここまで。
よくあることなのだが、ディレクターさんがその2つのボタンを間違えて押すのだ。
私と喋るためにトークバックを押しているつもりで、キューボタンを押すので
何やら話しているようだが、まったく聞こえず、赤ランプが点灯しっぱなし。
かと思えば、キューボタンを押すべきタイミングでトークバックボタンを押している。
ヘッドフォンから「カチッ」という音が聞こえてくるので
あー間違えて押してるわ(笑)
とわかり、もう「間違えてますよ」とか言ってわざわざ収録を一旦止めるのも面倒だからスルーして読む。
しかし、間違えて押してることにずっと気付かない人もいて、最後まで何度も何度もトークバックボタンを押されることもある(⌒-⌒; )
という、ナレーターあるある。ディレクターあるある。
なのだ。
まったく、ボタンを押し間違えるディレクターさんの気が知れないわぁ(笑)
と、ずっと思っていた。
ところが。
話は戻る。
今日は教え子のために、私はディレクター席に座った。
そう。この話の展開から言って、私が同じ失敗をするわけだが、まぁまぁガッカリする出来事なので詳細を。
ということで、
教え子の収録の時は、私がディレクター役としてトークバック、キューボタンを押すことになった。
ふふん。私はボタンを押し間違えないわよ。自信たっぷり。
順調に収録は進む。なかなか良い読みをしている。この前よーく指導した甲斐があるってもんだ。うむうむ。
と思っていたら!課題のひとつでつまずいた(~_~;)
うーん、今のはもう少しナチュラルに読んだ方が良いんじゃないかなぁ。
その場で指導せねばならなくなった。
トークバックボタンを押す。
ねぇ、T君。今のだとあそこがこうで、ああなるでしょ?それだとこっちがこうなっちゃうし、今ひとつ伝わらないんだよね。だからあっちのああいうのをこうして、ああする方がわかりやすいと思うの。で、ああして、こうして、、、、
熱い指導を繰り広げる私。
で、ここをこんな感じで、、、
ん?T君?
必死に説明しているのだが全く反応が見えないT君。
こら、聞いてるの?
と、相手を思い切り疑ったところで
気付いた(>_<)
げ!ずっとキューボタン押して喋ってた!!!
そりゃ向こうには聞こえないわ( ;∀;)
T君にしたら
「なんで赤ランプがずっと点灯してるんだろなぁ、、、」
と思っていたに違いない。言えよ!間違え押してますよって!
めちゃ一所懸命説明したのにー!←自分が悪いんだけど
あるある。やっぱりやっちゃった(笑)
これからはディレクターさんが間違えても温かい目で見よう(笑)
キューバ土産でステキなブレスレットをいただきました!
「シモツマーナに似合う!ってすぐ思ってん」
だって♡うん、ほんとに似合ってました(笑)この色大好き。ありがとう。
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