袖振りあえば過剰な縁
この前、東京の友人と話していたのだが
私は「儲け話」のアピールが苦手。
例えば、◯ウェイとか。今使ってる化粧品の◯ランとか。投資中の◯ガイルも。
良いものなら言いふらせば良いのに、なかなか気が引けて伝えられないのだ。
ところが、銭儲けにならないことには全力でアピールできる。
被災地支援や、支援活動をしている団体のこと。ペットのイベントもそんな気持ちでやってるし、Facebookでもせっせと広報活動する。
いま、なんとなーく意識を持って過ごしているのが「三陸の帆立」
そう。ホタテ王子の泳ぐホタテ。
関東や海外では取り引きがあったり、デパートの催事に出店するのに、いまだに関西圏に繋がりがない。
泳ぐホタテと出会ったのは震災の年の夏。
津波で流された帆立の生簀のポンプを、集めた募金で買い替える!というイベントに参加し、お礼にと無料で振舞われたホタテの浜焼きを食べた。
あんなに立派なホタテは初めてだった。
その後、王子と交流を持ち、仲良くなった。
去年あたりから王子がちょくちょく大阪に来るので、その取り組みの話を聞いてはいたのだが、今年は具体的に動いていることがわかり、また自営の売り上げアップ目的というより「産地、漁師、仲買、料理人」の繋がりをもっと持ちたい!という気持ちでやっていることもわかってきて
なにか機会があれば私も宣伝しよう。
勝手にそう思ったのである。
さて、自分の好きな店にこそ、あの美味しいホタテを扱って欲しい。と思うのは心情。
先日はイタリアンのOPIUMにご紹介。
そして今度は、この1ヶ月以内、立て続けに行ったミシュラン店。
案内した東京の友人も唸る美味しさで、食べながら、この店で泳ぐホタテを扱ってくれないかなぁ。
ふと思いついた。
大将に軽く話すと、興味は持ってくれたようす。その日はそれで店を出たのだが、、、
今日、大将と王子に連絡し、お二人を繋ぐことができた。
あくまでも勝手な理想で動いたのだが、絶対お客様が喜ぶ!と思う自信があるから言いたくなる。繋げたくなる。
こんな感じで宣伝活動したら、◯ウェイでも設けられるかも?(笑)
しかしながら、銭儲けはできないけど「人」という財産は増えている。
今日も、この夏知り合ったばかりの岩手のディレクターさんから大量の秋刀魚が届いた。
四年前に知り合った大槌のシェフとはすっかり仲良しになり、岩手産松茸を仕入れて送ってもらった。
今日は下手なりに秋刀魚を捌いて刺身に。
松茸はすき焼きに。
こんな贅沢させてもらえたのも「岩手」そして「東日本大震災」というきっかけあってこそ。
秋刀魚の捌き方を覚えられたのも、ね(笑)
明日は台風でスケジュール変更。
自宅に引きこもって、また秋刀魚料理します!
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