アルトの世界

ナレーションと語り*

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裏声日記

昭和を頭高で言う。

教え子の上達が良い感じになってきた。

半年くらい前には

「なんでトヨコ先生はそんなにすらすら言葉が出てくるんですか?」

と言っていたのに

今やナチュラルに言葉を繋いでフリートークしていく。

ずっと同じことを言っていた。

「慣れだからね」

ここまで上達すると、どんどん実践してもらいたくなる。

彼女に向く仕事を紹介できたら良いなぁ。

そんな気持ちになってくるのは自然な流れか。

養成して、プロダクションに紹介し、交換してもらう。

そんな仕組みが作れれば良いが、プロダクションに入る時のハードルはかなり高いので、いくら私が上達を見守ってはいても、簡単にはいかない。

なにか良いアイデアがないかなぁ。

私が仕事を紹介してマネージメント料をもらうことにはまったく興味がない。

だって、プロダクション経営なんて、めちゃ大変なのにタレントに文句言われてアホくさいもんね(⌒-⌒; )

さて、今日はイレギュラーでABCへ。

思えばキャストにお世話になる以前から、ボランティアの件でお世話になったり、たまに仕事でお邪魔するのは何故かABCだった。

MBSも何度か行ったが、方角が悪かったのか(笑)ご縁は切れてしまった。

読売は外部スタジオで収録したから局には行ってないし。

あ、NHKは何度も行ってるけどね。

で、そのABCで、今日はラジオCMの収録。

リクエストが「昭和のアナウンサー」(笑)

わかるわかる!

懐かしい映像を観ると「なんで?」と思うような平板な読み方なのよね。

でも、今、流行ってる?読み方が、またいつか「なにこれ?」になるのかなー。

さて、事前に懐かしいニュース映像をYouTubeでチェックして、物真似で読んだ。

なかなか良い感じ(笑)

私の場合、低音の要素を排除しないと昭和ナレーションにならない。

昔のアナウンサーは高音域だけで平板に喋るのだ。

機材のせいか、なんとなーく音もひしゃげている。

「昭和」のアクセントはあえて頭高を選択。

数字もあえてアクセントをつけて。

ふふふ。こういうのは楽しい。

さぁてどんなCMに仕上がるかな〜。楽しみ。

「キャストは映像見て収録してるんですか?」

そのABCのプロデューサーに聞かれた。

そっかー。部署が違うと全然システム知らないんだね。

ニュースの生読みはスタジオの端っこでやってるんですよ!

「えーーー、あそこで!」

驚かれた。

ラジオは密室のスタジオが当たり前だものね。

ラジオとテレビの両方を運営するABC。

すごいことです。

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