アルトの世界

ナレーションと語り*

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裏声日記

妄想がすべて

私がまだ20代だったころ。

先輩たちから「味わい」とか「個性」とか言われてもちんぷんかんぷんだった。

真面目に正しく!

そんな気概で読んでいた。

その後、師匠から教わったのは

「読んだらだめ」ということだ。

寝ている文字を叩き起こすことだった。

いま、私はそれを3D化させると言っている。

「読んでる」人はすぐわかる。奥行き立体感がないから。

今日、某プロダクション新人たちの朗読レッスンだった。

あー。読んでるなぁ。

まぁ、月に1回しか指導できないし、何度も何度も何度も繰り返していくうちに上達するから今は仕方ない。

ただ、もうひとつ残念なことが。

文章力が低いこと。妄想力が弱いこと。

実は、今回の教材は、今井雅子さんの「看板の読めないBAR」

これは元の原稿を自分でアレンジして完成させる仕組みになっていて

今年初めの「朗読初め」イベントのために書いていただいた。

みんながどんな作品を書いてくるか楽しみにしていたが

ネタはいい。それでOK。

しかーし!つじつまとか、映像が浮かんで来ない文章とか、、、

もすこしなんとかならんのかね?がっかりBAR(笑)←これは今井先生のnoteを読めばわかります。

「朗読」だけでなく「文章」や「構成」まで教えてあげなきゃいけなくなった(T . T)

ナレーターというのは、出された原稿をただ読んでいれば良いのではない。

瞬時に理解し、それをわかりやすく、または演出に添って表現するのが仕事。

さらに言うと、文章におかしな点があれば指摘。時には代案を用意してあげることも必要。

今回の教材は朗読であり、聴き手をいかに世界に誘うことができるか。

ここがポイントなので

舞台の脚本と同じく、台本に書かれていなくとも、その向こう側にある背景を思い起こさせるような文章にしていきたい。

説明書ではない。

って、ここから教えるのは、この時間内ではムリ〜(;´д`)

仕方なく、イマイチだった数人には

「修正したら前もって送ってきていいよ。チェックしてあげるから」

と、プラスアルファの時間を作ってあげることに。

あははははは。おばかな私。

ま、いっか!みんな可愛いから!

先日、あらいさゆりさんにいただいたウサギの指人形。お気に入り。

今度は大きなウサギのチョコレートをいただいた♡

これ、食べられない〜色んな意味で(・_・;

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