満月からはじめる「シ」
明日、東京で仕事なので前乗りすることにした。
この機会ゆっくり会いたい人もいる。
なにせ、いつも出張というとバタバタなのだ。
夕方、まだ外が明るい時間に待ち合わせたのは
起業家でプロデューサーの金杉肇さん。
金杉さんとはクラハで知り合い、仲良くしていただいているが
そういえば2人で飲むのは今回初めてである。
2年越しで執筆中の金杉さんの本の話や
今まで聞いたことがなかった話など
「へー!そうなんですね!なるほど」
感心しまくりで聞いていた。
金杉さんはアーティストでもあるので、人としての美学のようなものがバチっと決まっているのでカッコいい。
唯一無二の存在感があるってすごいと思うのだ。
「都代子さんもあるよ」
と、言ってくれるけれど、どうなんだろう?
しばらくして金杉さんが席を立ち、ほどなく戻ってきた。
そして
「都代子さんは詩を書いたら良いと思う。」
いきなり言った。
「へ?」
「俺ね、時々降ってくるの。都代子さんは詩が似合うと思う。手書きでね、書き溜めておくと良いよ。今日は満月で、ライオンズゲートが開いてるらしいし、新しいことを始めると良いから」
ポエムなんて、小さい頃には書いていたけれど長らく書いてないなぁ。
とはいえ、小説を書くのも好きだし、blogもほぼエッセイで、詩みたいな日もある。
こういうご提案は「すぐやる」のがいい。
「今夜から書いてみまーす!」
こんなお話をしつつ、リゾートのような素敵な店で美味しいお酒とお料理をいただいてリアル「サシトーク」を楽しんだ。
さて、帰る時間になり、表道路に出ると
「ほら!満月!」
ビルの間に大きな満月が煌々と輝いていた。
「ご馳走さまでした!詩、書いてみますね。」
ここで金杉さんとはさよならし、私は1人タクシーに乗りこんで六本木のホテルへ向かった。
さて
部屋に戻ると、さっそくホテル備え付けのメモ用紙に、思い浮かぶままにコトバを書き留めてみた。
満月。カッコいい大人の男性。ホテルの部屋。
このあたりのイメージのまま。
うふふ。なんだか色っぽいポエムができあがったわよ。
実は今夜、早めに解散したのは、金杉さんが石川先生とのクラハのサシトークがあったから。
そうこうしているうちに番組が始まり
私はベッドに横になりながら、2人の話を聴いていた。
2人とも心地良い声なので、時々うとうとしていたら
「とよこさーん!下間都代子さーん」
呼ばれて目覚めた。
慌てて起きてスピーカーに入る。
「寝てたでしょ」
今夜の食事の話題にも触れたので、さっそく詩を作ったことを報告して、、、
しまった(⌒-⌒; )と思った。
「聴きたい聴きたい」
そりゃこうなるよね。
でもなぁ、内容がまるで金杉さんへの告白みたいになってるし
なんなら私の妄想が痛いし(笑)
恥ずかしいやん!
とは思ったものの、引き下がれず。
まぁ、ノリってことで、書いたばかりの詩を声に出して読むことに。
「素敵」「エロい」「不倫臭」
楽しい感想コメントが(笑)
こうして書いてみてわかったが、作詞家とか、詩人て、すごいよねぇ。
もちろん歌の歌詞がすべてその人のリアルだったら大変だし、今日の私と同じ感じなのだろうけれど
自分のつぶやきを人様に晒すのって照れ臭くないのだろうか。
とはいえ、一度朗読しちゃったら、私もなんとなく開き直れたので
ご興味ある方はこちらをどうぞ。
タイトルは石川先生が決めました(笑)
満月の夜、ハジメテの
「シ」を書きました。
良い1日でした。
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