NIPPONIA大洲城下町の香りに癒される①
その土地その土地に香りがあると思う。
愛媛県の大洲で、石畳と木と歴史の香りに包まれた話です。
私が前回大洲に来たのは、かれこれ8年前になる。
友人とともに鵜飼の篝火を見て、蔵を改装した素敵な店「油屋」で食事した懐かしい思い出。
その後、水害に見舞われたこともある大洲が、いま、日本の古き良き文化と共存する道を歩んでいるとのことで
今回は、ここ大洲に3年前から展開しはじめたホテルNIPPONIA大洲城下町に泊まることにした。
〜NIPPONIA〜
消えつつある古民家を起点に、
その地域ならではの食や生活文化などを丁寧にすくい取り、心を込めて養い、 美しい郷として再生し提供している
〜予約について〜
ネットで誰でも予約可能。
グレードがいくつかあるが、大洲はほとんどのお部屋がメゾネット式。
2人で泊まるならばオーソドックスな部屋で充分。
今回私たちが宿泊したのは
VMGグランド(2名定員)<プライベートバス付>2食付き
ひとつの蔵がまるまる私たちの部屋。
入り口から、いかにも「蔵」(笑)
そりゃそーだ。蔵だもんね。
しかし、一歩、中に入ると、都会的な垢抜けた雰囲気。
蔵の匂いといえば湿気たイメージだが、檜の良い香りに包まれている。
この檜風呂の香りだ。
開放感あるガラス張り!丸見え!(笑)
えろい!
階段を上った2階にベッドルームがあって
ロッキングチェアも、
木の良い香りに包まれている。
部屋の冷蔵庫の中にはワインやビール、日本酒などがならび、すべて無料で飲めるシステム。
テレビはない。
静かに過ごしたい方への配慮ですね。
さて
NIPPONIA大洲城下町は30の宿泊棟があり、街のあちらこちらに点在している。
フロントは1箇所。
私たちはたまたまフロント棟のすぐ裏の蔵に泊まることになったのだが
実はこれがすごく便利だった。
夕食のレストラン「ルアン」は大洲城のそばだが、フロントから徒歩15分の場所。
宿泊者専用のラウンジと朝食のレストランはフロント棟の真裏。
もちろん、移動の際にはあちらこちら車で送ってくれるのだが
ラウンジは気軽にぶらりと立ち寄りたい。
なにせこのラウンジも充実していて、シャンパンから日本酒、ワイン、ウイスキーまで自由にいただけるのだ。
こんな感じ。
さっそくラウンジでシャンパンからいただくことに。
よく冷えてます!
私たちの部屋はとても便利でした!
場所を選べるといいよねぇ。
おそらく、フロントから離れたところにスイートroom棟があって、ラウンジに行かずとも部屋で完結するのだと思う。
スイートroomも泊まってみたいなぁ〜。
なにしろ、早めにホテルにチェックインして、ゆっくり楽しむことをお勧めする。
シャンパン飲んで、部屋でのんびりしたところで、ディナータイム。
ディナーレストランは遠いので、車で送迎してもらう。
送迎のドライバーの女の子がまた素敵。
地元の19歳でアルバイトなのだが、接客の仕方をよく学んでいる。
しかもとびきり可愛い!
こういう若い人材を確保し、育てられるなら、このホテルグループの未来は明るいと心から思う。
大洲城のそぱのレストランまでは、車で3分程度。
その間に、ドライバーの彼女に根掘り葉掘りインタビューした(笑)
「正社員になったら?」
「いつかなれると良いですけど、なれますかね?」
余計なお世話のオバサンへの対応力も素晴らしい(笑)
レストラン「ルアン」ではすでに数組のお客が食事をはじめていた。
案内されたのはお城の見える窓側の席。
地元の食材をふんだんに使ったフレンチディナーをいただく。
テーブルの上、最初に目に入ったこれ。
よくあるパターンで、メニューかな?と思ったら
地元の農家さんの写真とメッセージでした!
メニューは裏側に。
まずは農家さん。こういう配慮、素敵。
今夜のお料理です。
ぜんぶ地元から仕入れた食材。
今回アップグレードで伊勢海老もお願いしたけれど
お魚のメインの鱸だけでも満足だと思う。
お肉のメインは「愛姫牛」
こちらもアップグレードできるが、私はそのままにした。
部位の食べ比べができるそう。
締めは、愛媛ならではの鯛めし。
「鯛めし」とはいえ、さすがフレンチ、アレンジが施されてる。
醤油のムースとか乗っちゃって、まろやかな塩味が絶妙でした。
デザートはトウモロコシを使っているのだけれど
わぁお!
声が出るほど美味しかった。
日本酒やワインのマリアージュも楽しめるし
なにしろ接客が心地良い。
レベル高い!。
スタッフの教育もしっかりしていて、みんながフレンドリー。
事前に台風のこともあり電話で問い合わせしたときも、すごく丁寧な応対だった。
これぞホテルの接客です。
ぜひお気に入りのNIPPONIAホテルで大人なバカンスを。
ちなみに
大洲城に泊まるプランもあります(笑)
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