アルトの世界

ナレーションと語り*

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裏声日記

裾野の集い〜句会LIVE

私が俳句に手を出したのが13年くらい前か。

仕事先のプロデューサーさんが俳句をやっていたので

ちょっとアドバイスをいただいたことがきっかけである。

ちょっとアドバイス、、、と思ったら

奥様が夏井いつきという俳人で、句会に誘われた。

そこから

いつき組の一員として、また、ほかの句会にも参加するようになって

ほそぼそと続けてきた。

しかし、最近はスケジュールの都合でなかなか句会に行けず。

行かないと俳句のスイッチが入らなくなって(;´д`)

そんな中、今ではすっかり有名人になってしまった夏井いつき組長の十八番「句会LIVE」が八尾であるとのことで

俳句仲間たちと参戦した!

以前参加した句会LIVEで、確か200人くらいだった記憶があるが

今回はさすが!700人超え。

プレバト!の効果はすごい。

そして、いつき組長が、なぜあの番組に出ているかと言えば

「俳句の種を蒔きたいから」にほかならない。

その原点が句会LIVEだ。

この活動は有名になるずっと前からやっていて

小学校から地域の公民館から全国津々浦々で開催してきた。

こうして種がどんどん広がっていることに、心からおめでとうございます!と言いたい。

700人のうち、俳句を実際に作ったことがある人は意外にも少なかった。

それでも興味を持ってやってきた人々のことを

組長は「裾野の人」と表現した。

ま、私も同じようなもんだ(⌒-⌒; )

さて、今日の句会は、プレバト方式で「この写真で一句」

ポストや自販機、自転車の女性、古い看板ほか

写っているものや、そこから広がる想像の世界から17音を紡ぐ。

ひー。わからん(笑)

考える時間は5分。

「5分で一句」が合言葉なのだ。

700人の俳句を、いつき組長がばばっと見て仕分けしていく。

この作業もすごい。

そして、入賞作品をいくつか読み上げ

ラストは7句に絞られての選句。

残念ながら、私の投句は選外でした!

7句の中で私が気に入ったのはこれ。

 

作業所の時給100円赤とんぼ

 

知的障害の方の作業所の賃金は安い。

黙々と作業する入所者の方の心は、素直で無垢で、赤とんぼのようなほのぼのと、しかし少し秋のせつなさを感じる。

たまに、駅で障害者施設の方が手作りクッキーを販売していて、安くてとても美味しい。

思わず応援したくなる自分の気持ちが、この句に共鳴した。

作者は作業所で働く子供を持つお母さんだった。

自販機に100円のドリンクが並んでいたのを見て、思いついたそうだ。

俳句って、たった17文字で、こんなにも人の心を震わせることができるのだ。

私は浅い(笑)

自販機の下の銀貨や地虫鳴く 京町

小銭を落としたら自販機の下に入っちゃった取れなくて悲しいところに、秋の虫が鳴いた。

浅すぎる!!!

でも、久しぶりにいつき組長に会えて

みんなで写真も撮らせてもらえた。

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