アルトの世界

ナレーションと語り*

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裏声日記

おこだでませんように

おこだでませんように」くすのきしげのり作・石井聖岳 え

この絵本と出会ったのは、私が通う整体院だった。

「あーーーー。そうだよね、こういうことあるよね」

胸がきゅんと締め付けられるような感覚だった。

私がお世話になっているABC朝日放送のアナウンサー古川昌希さんから

「下間さん、ちょっとお願いがあるんです」

と言われたのは1ヶ月ほど前のことだった。

「なあに?」

ふるぽんとはプライベートで飲むことがあるほど仲良し。

「ラジオで僕と一緒に朗読してほしいんです」

「いいよー!」

2つ返事でOKした。

なにしろ、私は朗読が大好きだからだ。

私がいまだに仕事ができているのは、10年間、東京の槇大輔さんに学んだおかげ。

あの学びがなかったら、私はぺらぺらのうすーいナレーションしかできなかったし

小説の一文を味わうことなどしていなかったと思う。

ふるぽんとはclubhouseの朗読roomで共演したことがある。

そのときやったのは「藪の中」

2人で練習し、少々アドバイスをさせていただいた経緯がある。

そのときのアドバイスがよほど響いたのか?

ふるぽんは以来、私のことを「僕の朗読の師匠」と言う。

そんなたいそうなもんじゃないけれど(^_^;)

それで、今回は彼がパーソナリティを務める「おはようパーソナリティ古川昌希です」の中で、ゲスト出演し

一緒に朗読をしてほしいという依頼であり

大好きな朗読をしてギャランティまでいただけるなら喜んでお引き受けします!

となったわけだ(笑)

朗読する作品は「おこだでませんように」に決まった。

あぁ、先生のところで読んだ本だ。

すぐに思い出した。

私はお母さんや先生、子供たちなど5人の役を担当することに。

ふるぽんと事前に練習もして、いざ本番の生放送となった。

耳ビジは麻未ちゃんに預けて。

スタッフの方が撮影してくれた写真。

スタジオの中でオンエア直前。

ふるぽんの番組なので緊張なし(笑)

そして、朗読がはじまり、、、

どんな顔?(笑)

これは、冒頭の妹のセリフの顔。

このあとお母さんや先生、男の子女の子と5役やりきった。

朝イチなので、クオリティは低いが(⌒-⌒; )

まぁ、お許しを。

アーカイブは関西地域の方はradikoで1週間聴けます。

全国の方はradikoプレミアム。

朗読のあと、本のあとがきをふるぽんが紹介した。

その紹介中、感極まって、ふるぽんがいきなり泣き出してしまった。

彼はいつもおだやかで、ポーカーフェイス。

そのふるぽんが泣いたので、正直驚いた。

実は、この朗読を前に練習していたときも

彼は何度となく涙がこみあげていたそうだ。

私の知らない、子供の頃のふるぽんが顔を出したようだ。

やんちゃだったのかな?

がまんしていた子だったのかな?

私の素顔を仕事現場の人が知らないように

ふるぽんにも友達にだけ見せる顔があるのだろう。

アナウンサーとしての顔を崩さないように生きるのはけっこう大変だと思う。

無事、出演を終えると、耳ビジリスナーがたくさん応援してくれてラジオを聴いていてくれたのがわかった。

嬉しいなぁー!

そして、夕方。

再び、今度はテレビのアナウンサーとしての顔をしたふるぽんと「newsおかえり」で共演。

いつもありがとう。

聴いてくださった皆様、ありがとうございました。




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