甥っ子のゆくえ
甥っ子が遊びにきた。
正しくは、私が仕事だったので、梅田で待ち合わせして晩御飯に行き
帰りに我が家に寄り道したレベルなのだが。
お正月に会った時にも思ったが
アヤツはなかなか良い青年だと思う。←オバ馬鹿?
あともう少しで就職して一年、というタイミングで辞めることにしたのだが
理由が明快だし、しんどくても頑張ったことを知っている。
その仕事の話や、これからやりたいことの話などするうちに
彼のトラウマの話になった。
私がいつものパターンで掘り下げていくセッションをしたのだ。
どうやら、健康を害することや、人の死に対して、かなりネガティブな記憶が刷り込まれてしまっているらしい。
祖母を小さいときに看取ってしまったことが特に怖さを遺したようだった。
そのあたりの心理については、彼も大学である程度学んでいるため予備知識があり
ついついネガティブに考えてしまう思考癖をなんとかしたいとは思っているようだ。
なにか良き知恵になる本をプレゼントしなきゃ。
ちなみに、彼は自分が苦労知らずであることも気にかかっているようだった。
周りに苦労したり頑張っている友達いるため
「俺は甘い」
と思うらしい。
一方で、自虐ネタもできる。
「おかあちゃんがある時を境になんも言わへんようになってん(笑)」
諦められた。
と思っているようだが、そこに卑屈さはなかった。
「めっちゃ髪の毛抜けるし、まじやばいねん」
それは抗うことのできない遺伝じゃ(笑)
「彼女もいいひんのに!」
と言いながらも自己受容はある程度できているのか。可愛いなぁ。
「なんかすいません。ぼく、なんも持ってきてへんし、こんなご馳走になって」
こんな言葉を言えるなんて、立派になったもんだ!
小さい時からしょっちゅう会っていた甥っ子というのはやはり気にかかるし可愛い。
兄の娘や息子たちも大切だが、みーんな気付けば大人になっていたから。
血を分けた家族というのは、それだけで特別なのだよね。
甥っ子に良い仕事が見つかりますように。
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