アルトの世界

ナレーションと語り*

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裏声日記

引き寄せの法則

昨日のうっかりバーに、高校からの友達が2人遊びに来てくれた。

私が忙しくしている間、隣に座った部長に
私の若い頃の話を色々ちくり(´Д`;)

私も途中で話に加わって

若い頃はこうだった、あーだった・・・と
久しぶりに思い出す人のこともあったりして。

という前置きがあっての今朝。

知らない番号から着信があった。

ん?誰だろう・・・と思いつつ、出てみると・・・

Fですけど、下間さん?

え?Fさんって、あのFさん???

ひえ~~~!ヽ(´Д`;)ノ
昨夜少し話題に上った人だよ。
20年以上連絡取ってなかったよ!!!
引き寄せの法則?

去年の暮れに、産経新聞に私の名前と写真などが載る機会があったのだが
溜め読みしていて発見したらしい。
懐かしくて、生きてたんか!って。
いや、こっちのセリフ(笑)

どうやら70歳を過ぎた今でも元気にやってるらしい。
不定期で仕事して、東京まで行ってるとか。

だのにチョーアナログ。
ネットで名前を検索したら、すぐにでも下間ってヒットするのにねえ。

この方には、私の声について、もっとこうするべき、とのアドバイスを当時たくさんいただいた。

いい声だけど、艶に欠ける。
プロの声にはもっと艶がある。磨かないと艶は出ない。

この言葉はガツンときた。
ある程度発声はできてると信じていた頃で
「艶」の意味がわからなかった。
でも、何かプロとして足りないことだけはわかったのだ。

その一言が私を変えた。

既に声の仕事は始めていたけれど、
もう一度基礎に立ち返って、事務所の大先輩に習って発声をとことんして
声を変えた。

語尾の雑音が消えた。

語尾の雑音。
これは、ある意味「色っぽさ」につながっていたらしく
同僚のアナウンサーに「とよちゃんの語尾が好き」と言われたこともあった。
でも、不要な雑音。

えーっと、失礼承知だが
国民的人気のキャスター「おもてなし」の彼女の語尾がそうだ。
色っぽい。
でも、プロとしては・・・?

のちのち、ニュースを見ながらそう思うことになる(笑)

で、とにかく声の幅であったり、明度などが、基礎をすることによって変わった。
素人っぽく、というご希望には添えないものの
ナレーターとして仕事をして行ける素地になったのは
間違いなく、その人の一言がきっかけだった。

事務所も紹介してもらったし、そこで20年以上お世話になった。

本当に感謝していて。

でも、なんでだったっけ。
たぶん、その人の仕事の部署が変わったこともあって、
ご縁が薄れてしまい、
連絡も取れなくなってしまった。

あれから20年。

懐かしくて!と連絡くれたその人に、ようやくお礼を言えた。

もちろん、私の人生のターニングポイントとなる人は何人かいるわけだけど
そのうちの一人である。
元気そうでなにより。

今の私のナレーションを聞いて欲しいなあ。
あの頃よりは、ちょっとは成長してるんじゃないかな?(笑)

明日もきっと

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