アルトの世界

ナレーションと語り*

MENU

裏声日記

居眠りしない日

宝塚見たときも
野球の観戦中も
面白くない映画はもちろん

1回は船を漕いでしまうわたし(^_^;)

若干寝不足の中、朝からパルコープさんのイベントに参加した。
この前、担当のMさんと、陸前高田の桜ライン代表のOさんとお会いしたとき
誘われていたのだ。

桜ラインのドキュメンタリー映画と、陸前高田の戸羽市長のお話。

果たして・・・
どちらもあくびひとつしなかった。

桜の植樹を進めている桜ラインプロジェクト
単に桜を植えて春を楽しむものではない。

ライン。

それは、津波の到達地点を示すためのラインなのだ。

先日、お話はうかがっていたものの、映画はより深くその意味を理解させてくれた。

先人たちが「ここまで津波が来たよ」と伝えるために立てた沢山の石碑。
しかし、石碑はまわりに馴染みすぎて、気に留めるひとはもういなかったのだという。

石碑では後世に語り継げない。

では、年に一度でもいいから、思い出してもらえる印象的なメッセージを。

それが桜ラインなのだ。

今年も170キロに渡って続く桜並木が花を咲かせた。
きれいだね。
でも、2011年にはここから下はぜんぶ津波で流されたんだってね。
地震があったら、津波警報が出たら、ここより上に逃げないといけないんだね。

数十年後の陸前高田の市民が、そう言いながら桜を愛でてくれたら。

素晴らしい企画。
でも、まだまだ始まったばかりでゴールは遠い。

さて、市長のお話も素晴らしかった。
本当のことをはっきり言う市長。

市役所の職員や嘱託合わせて4分の1を亡くした。
その時の苦悩、現実、本音。

ご自身も奥様を亡くした。
でも、市長だから、と捜索願を出すのを遠慮せざるを得なかった。
小6の息子が捜索願を出した。
たった12歳の子が、それをやり、毎日母を探して歩き
1週間後に諦めて泣いた。
泣いたのは後にも先にもその時だけだったそうだ。

わたしには子供がいないけれど、親が子を思う、小さいのに我慢する、孤独を隠す
そういう話がたまらなく胸に突き刺さる。

でも、市長は未来を長い目で見ていて、
あの時の悔しさをバネにして頑張ってるんだなあ。
被災地の人はみんな歯を食いしばって生きてるんだなあ。

「支援はもういりません。応援してください。遊びに来てください」

ハイ!!!
行きますよ!陸前高田も寄りますよ!!!
美味しいもんを食べに行きます。

全長3キロに渡る、ベルトコンベアを見に行きますよ!
3キロだよ。すごいよね!!世界中から視察に来てるんだって。
でも、東京オリンピックの前になったら、ゼネコンが東京に行っちゃって
復興に待った!がかかってしまうかもしれないんだって。。。

いっぱい新しいこと知りました。

夜中に、被災地のこととかネットで見てたら
殻つきウニが食べたくなって、思わずポチリ。

岩手のウニです?

殻つきウニでございます。ウニのぎゅうぎゅうづめ

甘くてトロリ。
今が旬です。

来月は現地で食べますヽ(*´∀`)ノ

こちらの記事もぜひ

記念日です

イケおじ

5日目は舛田光洋さん

コメントを書く