アルトの世界

ナレーションと語り*

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裏声日記

応用編

色々あるボランティア活動の中でも
肉体労働というのは結構楽しいものだ(^_^;)

東日本大震災のときの瓦礫撤去は壮絶だった。
おととしの宇治の泥出しもえぐかった。

でも、力を合わせて、おうちの方ともお話しながら必死に作業するのは
なんというか、一体感があるのだ。

せっかく覚えた手順、動き、それを活用しないでどうすんの!

そんな気持ちで
今日は丹波市の水害ボランティアに参加した。

ここのところ、FBの災害グループで活発な意見交換をしつつ情報収集を進めていて
泥出しをやりたいなあ、と思っていたものの
物資の仕分け作業も人が不足していると聞いていたので、そっちに行かねばならないかな?
という状況。
どちらの担当になってもOKな装備で参加した。

行ってみると、物資はそれなりに手伝う人がいて、私の出番は今日はこっちじゃないな。と判断。
泥出し要員に回ることになった。

活動現場に向かうまでの道中、多くの災害現場を見た。

あそこもこっちも山肌がえぐられている。
家がなぎ倒され、積み上がっている。
やはり驚きは隠せない。

ああ・・・東北の被災地を思い出した。
大変だな、これは。

私たちがお邪魔したお宅も家の中に土砂が大量に流れ込んでいた。
既に床板は剥がされており、その下にこびりついている粘着質の泥をかきだす。

あっという間に作業着は泥だらけ。
汗が滴り落ちる。

中腰で作業するので次第に腰が痛くなってくる(>_<)
でも、弱音なんて吐いていられない。

だって、一緒にやってるおうちの方のお疲れの様子がひしひしと伝わってくるの。

休んでいていいから。
って言ってるのに、ちょっと休憩して、もう戻ってきてしまう。

みんながやってくれてるのに気が引ける・・・のね。

私たちは今日だけ。お宅の人はこれからもこの壊れた家屋と向き合うんだよ。
今日くらい休んで欲しいのに゚(゚´Д`゚)゚

しかし、おうちの人は手伝いたい、手伝わねばって思ってる。
ってことは・・・
せめて身体を酷使する作業は手伝わさないようにせねば。

「じゃあ、すみません、雑巾いただけます?」
「マジックありますか」

軽いお願い事して、なんとか楽に・・・?

さて、総勢15名で徐々に綺麗になっていく部屋。
その中でも家の入口、風水でもとても大事な場所、玄関は綺麗にしたいなあ。

せめて障子を。
せめて上がりがまちを。

そんな気持ちで必死に作業する。

あー。時間足りないよう。

いつも後ろ髪引かれながら帰るのだ。
切ない。

それでもなんとか形にして、今日の作業を終えた。

ひえ~すでに筋肉痛!早いね(笑)

ってことで、ボランティアに無料で配られる入浴券を持って近くの温泉へ。

おまけ

あ~疲れが吹き飛ぶわ!

腹ペコを満たすご飯。これも最高。

おまけ

地元の産直品も購入して。

肉体労働のあと、しっかり自分で自分を癒して終了。

これが、この活動の楽しいところ。

ってことで、私は楽しい思いをするために、動いてる。
それが結果的に誰かの役に立てば良い。

最初からずっとずっと同じ気持ち。

明日もね。

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