アルトの世界

ナレーションと語り*

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裏声日記

どちらがお好き?

今日は極寒の京都へ。

国宝を訪ねるCS番組の収録だった。

こういう内容のものを読むのは好きなのだが
どんなトーンで仕上げるか?はプロデューサーやクライアントのお好みで決まる。

はじめは低音で力強く読んでみた。

そしたら
「もう少し軽く読んだらどうなります?」

リクエストが。

それにお応えして少し音を上げてさらりと読んでみた。

ヘッドフォンからPとDの相談する声が漏れ聞こえてくる。

結局「軽め=さわやか」とのことで、そちらが採用された。

さて、夜になって脚本を担当していてほぼDのような存在の方からお電話をいただいた。

「両方ともすごく良くて、Pが絶賛していた」

そうな(*^_^*)

ありがたいお言葉。
そして

「自分ももっと良い台本書きますから。またお願いします」

わあ嬉しいなあ。

実は現場でリプレイしているときにもこそっと喜んでしまったことがあった。

それは俳句の朗読。

なんのために俳句を続けていいるかって。
それはこういう場面に出くわしたときにどう読めばいいのか?を知るため。

コツ?は体得していないだろうが、内容と五七五のリズムを詠み手の気持ちに添って披講したい。
それだけなのだ。

リプレイでその場面が出てきた直後、Pが小さな声で言った。

「うん。いい。」

聞き逃さなかった(笑)

仕事の話はほとんど書かないけれど、こうして褒めていただいたときは素直に感謝。
自分の声質に感謝。
指導をしてくださった師匠はじめ周りの方々のおかげ。

次はもっと良い台本を。

私もです。次はもっとその台本と映像を生かすナレーションを。

意見交換もさせていただける現場ほど、自分が成長する場所はないと思う。

帰りは寒い中、てくてく二条城のあたりを歩いて四条まで。

さすが京都。
工事現場の安全ポールも正装してらっしゃいました(笑)

京都ならでは

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