アルトの世界

ナレーションと語り*

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裏声日記

立場、見方、感じ方

わたしが下手なのもあるが(笑)
読み終わったあとのムードはよくわかった。

ありゃ、やっぱり違うか。

今日は「ペットとわたし」の稽古だった。

皆さんからいただく(予定の)エピソード以外にも
ペットにまつわるストーリーを朗読する予定で
その稽古である。

みんなでやる1作品以外に
郁ちゃんと私はそれぞれ1作品1人で朗読することにした。

で、選んだ作品をみんなの前で朗読。

そして、その朗読後のムードが(^_^;)

「たぶん、今回のイベントの趣旨を考えて聞くと、違う感じ方になるのでは?」

そうか。そうなのかもしれない。

「風になびく青い風船」

この小説は、過去に先輩、後輩がそれぞれ舞台で朗読していて
とても素敵な作品だった。

飼い犬との話も含めたお洒落な雰囲気。

ペットとわたしのイベントにも合うだろうと思ったのである。
ところが、改めて読んでみると…

なんか、無責任な話だなあ。

と思った。
前は思わなかったのに。
おかしいなぁ…
やっぱ他人が読んでたのを聞いただけだから
ちゃんと内容を理解してなかったのかな。

そんなこと考えつつ
ほかにも文体に違和感を覚えつつ

今日、みんなの前で朗読したのだ。

で、この反応(^_^;)

やっぱり…

ペットを愛する。
ペットとともに過ごす。

そんなイベントなのに
この小説のエンディングが…ちょい違う。

「前に聞いたときは、お洒落で素敵な話だなあ?と思いました!」

郁ちゃんもそう言った。

やはりそうなのだ。
テーマや立場によって、感じ方がこんなにも変わるのだ。

これ、朗読するのやめる!

ということで話は決着(笑)

いやはや良い経験だった。

さて、今夜のうっかりBARは
初めてのご来店が多くて、新鮮だった。

暑くて、料理のイメージも膨らまず
これ、美味しいのか?!

皆さまの寛大なお心にすがりつつ、お出しする。

意外にも「美味しい」というお声を頂戴し
ひと安心。。。

はぁー良かった。

今日は1人で穏やかに応対できるギリギリの人数だったなぁ(笑)
あと少し多いと、途端に表情硬くなる(笑)

久しぶりにご来店くださった
同業の方。

帰り際に改まってこう言った。

「まだバースデープレゼントを受け付けてる期間ですか?」

へ?!
そりゃもちろん!

サプライズ。
素敵な日傘をくださったのだ。

バースデー

SNSでさんざんアピールしたものの
実際、気を遣っていただくと、恐縮してしまう。

けど、私なんぞのこと、気にかけていただき
どれにしよかなー?とあれこれ考えていただいたことも
幸せでたまらない。

この色、とても好きなのですよ!

私が言うと

「Facebookで見た写真で、下間さん、青系の服がわりと多いなぁと思ったので」

すごい。
好きな色のナンバーワンは青なのだ。

この細やかな心遣い…びっくり。

私はフリーなので、特にそう思うのかもしれないが

事務所が違うから、とか、ナレーターもお互いライバル!とか
ぜんぜん思わない。

そういうちっちゃな考え方、大阪の小さな世界の中でいらんやろ。
と思う。

あの事務所はすごいなー
この事務所はここがすごい。

あの人上手いなー。
私の方が上手いなー。でも、ああいうところ、エライなー。

フリーになる前から、そう思ってた。

よくわからないけど
横の繋がりに壁を作りたいタイプの人は
うっかりBARには来ないと思う。
特に同業の方の場合。

あ、そう言えば
私がもともといた事務所の社長も言ってたなぁ。

「関西のプロダクションは、お互いに助け合わないと」

例えがちょっと違うかな?

今日、初めて来てくれたあるナレーターの男の子が

「ライバル会社です」

という発言をしたのが聞き捨てならなくて
よく知らない人だったのにもかかわらず
思わず

あなたね、そんな発想してたらちっちぇーオトコになるわよ!

と、突っ込んでしまった。

私のようなオメデタイ考え方は甘っちょろいのかもしれないが
大阪では、なんか違うような気がするのだ。

そして、それが大阪の良いところのような気がする。

あぁ、今日も長々書いてしまった。

さっきの男の子、きっと悩んでるのだろな。
悩むっていいことだな。

今夜も皆さまありがとうございました。
5年目のうっかりBARもよろしくお願いいたします。

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