アルトの世界

ナレーションと語り*

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裏声日記

岩手にて二日目

うーん…なんて書こう…

朝礼後、希望して大槌町のメンバーに入った。

バスで揺られること1時間。

のどかな風景が一変した。

大槌町

息をのむ、とは、こういうことか、と実感する。

ボランティア活動は多岐に渡るが、私は家屋清掃を選んだ。

今日のお宅は、一階がツナミに飲まれたものの、清掃が済めば、壁紙や床を直して使える状態。

男女8人で窓を拭いたり、ドブ掃除して、順調に進んだ。

 昼近くなった時、大槌町で活動する7つの班をまとめる班長さんに

女性1人来て欲しい!と頼まれた。

たまたま応対したのが私だったので、じゃあ私が…と、行き先もやることも知らないまま連れて行かれた。

他の班からも3人集められ、行った先は…

はぁ…

テレビで何度も見た、大槌の海辺の地域。

先ほどのお宅とは、まったく違う。

避難所で暮らすお婆ちゃんのお宅だが、はぁ…

大工さんが床板を撤去する手伝いをしながら、お婆ちゃんに話を聞いて、

どんな思いで、この家を片付けるのか?わかりたくても本当にはわからないのがもどかしい。

さて、現地では、今、格差が生じているそうだ。

同じ被災者でも、家族、親族から金銭的援助がある無しで、

まったく先行きが変わってくる。

精神的に追い込まれる人たちが増えているらしい。

一方、ゴールデンウィーク以降、支援物資が激減している。

洋服など、一部で余る現象もあったが、生活用品はまだまだ足りない。

その辺りも、格差に拍車をかけていると思われる。

被災地は徐々に復興?

そんなこと全然言えない雰囲気ですけど、被災者の皆さんは頑張っておいでです。

明日は釜石で活動するつもりです。

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