アルトの世界

ナレーションと語り*

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裏声日記

夏のある日

最近、出かけるときに必ず持参するのが「タオルハンカチ」

普通のハンカチではなく、タオルハンカチである。
だって、汗拭くのに便利だもん。
・・・というのは後付けで、実は、普通のハンカチが無かったから。

暑い。暑過ぎて、アイロンかける気にならない。。。

というのが理由である。
でも、ちょっとしたお出かけの時に、タオルハンカチじゃあダサい。
ということで、勇気を出してアイロンがけに取り組んだ。←我が家はエアコン無いので。

わ~溜まりに溜まってるね。ハンカチ。
結局31枚あった(笑)1カ月分。
汗ぼとぼとかきながらのアイロンがけ。。。

さて、今日も朝から良い天気。
でも、我が家の周辺ではいまだ蝉の鳴き声が聞こえない。
例年なら、
「あ、蝉が鳴き出した。もうそろそろ梅雨明けね~」
てな順番なのに。

そんなつぶやきをツイートしたら、
大阪市外では鳴き出しているらしいことがわかり、ほっとする。
ついつい、地震と何か関係があるのかと疑ってしまうのもので。

それにしても、うちの近所の蝉は情緒もクソも無いたらありゃしない(あら、私ったら・・・失言)
ほとんど周りに木が無いので、
マンションの壁や、コンクリ製の電柱にへばりついてジージーシャーシャー鳴いている。
でも、本当は蝉に情緒が無いのではなく、この町に情緒が無いのだ。
蝉たち、ほんとお気の毒。

私は15歳まで鎌倉の山の中で育ったので、
蝉をはじめ、あらゆる虫たち動物たちと共に生きていた。

あれは何の木だったかな?
夏の早朝、早起きして、蝉が殻を破って出てくるのを見守ったっけ。
透明な羽が本当に綺麗で。

鎌倉の蝉は、主にアブラゼミで、そこにツクツクボウシが加わり。夕方には日暮らしが・・・。
なんとまあ素敵な環境だったこと。

うちは海から10分ほど山に入った場所だったので、海の音までは聞こえなかったけれど、
2階の窓から遠くの海を眺めたり、山々を眺め、トンビがピューピュルルと鳴きながらくるくる飛ぶのを飽きもせず眺めたっけ。

夏の景色、秋の景色、冬の景色、春の景色。
あと、様々な季節の音も。
ぜんぶ私の貴重な思い出だ。

でも、それはそれ。
今の場所でも、それなりに四季を感じ取ることはできる。
その一つが、蝉の厚かましいほどの鳴き声。

雷のあと、激しい夕立があった。
慌てて窓を閉めて、アイロンがけを続ける。

暑ぅ~~~(*_*)修業だ。

でも、雨がやんだ後、窓を開けたら・・・
ああ、涼しい風が。気持ち良い。

どや?エアコン無いからこそ感じられる、ささやかな幸せ☆

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