祭りだ祭りだー!
天神祭だー!
っと、興奮しているかと思いきや・・・
意外とそうでもないのだ。
幼い頃から親しんだ地元の祭りこそ愛着があるけれど
どうも、大人になってから住んでいる地域の祭りは、今ひとつ盛り上がらない。
大阪に住み始めて最初の頃は
「わー、天神さん、行こう」って思ったけれど、
最近は
「人多いし、やめとこ」
観光客目線が抜けないのか
「もう何回か見たし、いいや」
てな感じ。
一方、高校時代から毎年見続けてきた祇園祭に対しては
「あ~、今年も祇園祭の季節か。行きたいなあ。」と思う。
私は高校から京都に住み、しかも自宅が河原町のど真ん中だったので
7月に入るやいなや、街じゅうで「コンコンチキチン・・・」の鐘の音が響き渡り
「夏が来た」
という雰囲気に包まれた。
自宅の、特に私の部屋の窓から、山鉾が巡航する様子も見られたし、生活に自然と祇園祭が溶け込んでいたのだ。
いまだに私の中で夏祭りと言えば「祇園祭」のようだ。
ところで、去年は、どうしても一度見てみたい祭りがあって
わざわざ四国まで出かけた。
「絵金祭り」という。
波乱の人生を歩み、赤岡の町に辿り着いた絵師・金蔵の屏風絵が
町のあちこちに飾られる。
この屏風絵が、辺りが暗くなると蝋燭の炎に照らされて、それはそれは不思議な空間を生み出すのだ。
あ~、ほんと、良かったなぁ。あの祭りは。
というわけで、天神祭には行かず、自家製・しめじのキーマカレーを食べてまったりした今夜です。
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