アルトの世界

ナレーションと語り*

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裏声日記

大阪でも京都でも神奈川でもないのに名古屋。

昨日の講習会の参加者から続々と感想メールやお礼メールが届いた。

私がお礼を言われる立場でもないので、
皆さんに許可もらって、師匠に転送することに。

それぞれの胸に響き、目からうろこが落ち、仕事に対する自分のスタンスが変わるきっかけとなった人も。

継続も大切だが、まずは昨日と言う日が皆にとって大切な有意義な一日になって良かった。。。

ところで、私は鎌倉で15まで育ち、その後、京都、大阪に暮らしているのだが、
日常は、一応大阪弁を利用している。
でも、昨日も

「下間さんの大阪弁はおかしい」

と言われてしまった。
かといって、京都弁はもっと出来ない。
やはり比較的標準語がいちばん使いやすいのかもしれない。

ところが、である。
そんな、私に妙なリクエストが!

とある企業の社史のナレーションをしたのだが、完成披露試写会の後、その企業の社長が突然言い出した。

「名古屋弁をひとこと入れたら面白いのでは?」

というのも、
その企業というのが名古屋本社で、
とっても明るい社長は、真面目な内容一辺倒の映像ではつまらない!と思ったらしい。

「・・・ってことなんやけど、下間、やってくれるか?」

名古屋弁???
どんなセリフか知らないけれど、ウソっぽい大阪弁を聞くと鳥肌が立つように
名古屋弁の真似ごとは観る人が引くんじゃないかしら・・・(?_?)
でも、リクエストにお応えしないわけにもいかない。

よーし、この際だから、ちと名古屋出身の友人に指南してもらうか~!

事前にセリフを送ってもらい、電話で友人にチェックしてもらう。
微妙なニュアンスの違い・・・やっぱり難しいぞ。

そして迎えた本番。
念のため名古屋本社の社員の方に、もう一度発音してもらおう、としたら・・・

「私も実は名古屋が出身ではなくて・・・、ちょっとお待ちください」
「もしもし。あ、、私もずっと名古屋じゃなくて・・・あ、ちょっと代わります」
「もしもし。たぶん、そんな感じなんですけど、ああ、なんか分からなくなってきました。ちょっと交代します」

ぐるぐると電話の相手が変わり、ようやく・・・

「あ!今の感じが近いと思います。たぶん・・」

はぁ~、OKもらえた!

じゃ、忘れないうちに本番本番☆

こんなんで良いんかね~?皆で苦笑しつつ、なんとか完成。
でも、これだけは言っておかなきゃ。

「観てる人がウケなくても、私のせいにしないでくださいね(笑)」

ウソっぽ~い私の名古屋弁はこちら♪

ところで、スタジオもどんどんコンピュータ化されている。
ここのスタジオの大きな大きなミキサー卓も、なんと今日でお別れだった。
私も大変お世話になりました。

ミキサー

お疲れ様でした。

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