被災地の真実
震災から5カ月が過ぎ、テレビで被災地の現状を報道する数も少なくなってきている。
徐々に避難所は閉鎖され、仮設住宅への入居が進んでいるが、
さて、今の被災地はどんなかんじなのだろう?
私が5月に活動させてもらった釜石の箱崎は、当時、大型重機も無く
ボランティアの人間も私たちくらいしかいなかった。
瓦礫は山のようになっていた。
その時一緒に活動した女性が、この夏、再び箱崎を訪問したところ
「あの時とあまり変わって無かった」
という。
そうなの?なんだか瓦礫はもう撤去されてるのかな?って思ってた。
さて、私がボランティア活動した拠点は、岩手の遠野にある「遠野まごころネット」である。
その遠野まごころネットで活動を経験した人たちが、
今、自分の住んでいる地域で、支援の継続のために奔走している。
既に東京では、ボランティア体験報告会を定期的に開催し、
初めての人にもわかりやすく説明し、実際に現地へ行く後押しをしているという。
では大阪はどうか?
被災地でボランティア活動した人の多くは大阪から来ていた。
そんな関西の仲間たちで、東京と同じように。また、関西ならではの方法で支援の活動をしていこうではないか!
その決起会が、今日梅田で行われた。
20名余りの人が集まり、横のつながりを持つことで、何か協力できることはないか?と意見を言いあう。
遠野から、まごころネット事務局の男性もわざわざ参加し、
今、必要なことを教えてくれる。
現地ではまだまだ人出が必要だそうだ。
信じられないけれど、全然瓦礫の撤去は終わっていないのだという。
更に
仮設住宅で暮らす人のフォローも大切。人材はいくらでも必要らしい。
今も毎日400人規模のボランティアがまごころネットを通じて活動している。
夏休みが終わった後も、引き続き人材を確保せねばならない。
やらなきゃ。ね。
支援物資の協力や、義捐金の協力、それも必要だが、
人材の支援を募る活動という部分では、遠野まごころネットの組織力が役立つかもしれない。
というわけで、
大阪でも体験報告会などを開催することが決定。
今後、色々と詰めていくことになった。
もちろん、私も微力ながらお手伝いさせてもらうつもりだ。
無理せず、でも、やれることはなんでもやって行く。
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