アルトの世界

ナレーションと語り*

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裏声日記

忘れません。

今朝は1.17だったので、布団の中であの日のことを思い出してみた。

布団の中?!

失礼しちゃう。

だけど、あの日も私は布団の中だった。

西京極の自宅で、すごい地鳴りで飛び起きた。

ベッドの上から動けないほどの大きな揺れ。しがみつくしかなかった。

京都とは言え、断層の延長線上だったので凄かったのだ。

さて、24年の月日は流れ、あのとき、揺れが収まった後に一階のリビングに行って

「大丈夫?」と言い合った両親はもういない。

密かに、阪神大震災という大切な日に思い起こすのは、わたしを世の中に送り出してくれた両親のこと。

もちろん、直後は亡くなった方への思いや、自分の不甲斐なさが強かった。

しかし、、、

今は「あのときと違う」すべてが。月日の流れが。悲しみとともにのしかかってくるのだ。

26歳だった私は50歳になり

残りの人生をどう過ごすか?に思いを馳せている。

そんな中、たまたま今日は神戸での仕事。

三宮、元町、、、車窓の風景を見ながら手を合わせた。

夕闇の迫る神戸市の空もまた「思い出してね」と私に語りかけてくるかのようだ。

24年も経ったいま、こうして御縁があり仕事で神戸に来ている。

私たちはあの日の経験を無駄にしてはいけないと改めて思う。

しょーもない私の人生ではある。

小さな人間関係でくよくよしたり、喜怒哀楽で右往左往している。

しかし、一方で、私にできることは何だろう?いつも問いかけている。

余力が欲しい。

喪失感の中で、励まされて生きていく。

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