アルトの世界

ナレーションと語り*

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裏声日記

ともだち

「知り合い」とか「仲間」とか
色々な関係性がある中で

知り合いよりももう少し深くなり
仲間の1人だったのが、いつの間にか友達と言える存在になったり
さらに、友達が大親友になったり、異性の場合は彼になったり・・・。

さて、
友達というくくりともちょっと違って
私にとっては「相棒」と表現するのが一番しっくりくる存在のS。

かつて苦楽を共にした・・・なんて大袈裟かもしれないけれど
同じ師匠のもと、一緒に乗り越えたことがたくさんあるだけでなく、
生い立ちの境遇でも似たところがあって
でも、考え方や、現在の生き方は違う者同士。
なんとも貴重な存在である。

その彼が、大阪に来るというので会うことになった。

ランチ

電話やメールで連絡は取っていたけれど
会うのはちょっと久しぶり。
一緒にランチしながら、会わなかった間の出来事を話す。

「それにしても・・・とよばあの周りにはなんでそんなに色んなことが起きるの?」

電話では話していなかったネタ?を披露すると
半ばあきれたように、でもしみじみと彼が言った。

「ほら、こんな綺麗な花が咲いてるじゃない。」

このセリフは
彼が私の歩く道を例えて言ったこと。

ちゃんと隣にはすでに道があるのに
そこではなく、草がボウボウと生えた茨の道を歩き
でも、その中で
「ほら、こんな綺麗な花が咲いてるじゃない。あっちの道にはきっと無かったよ。」

とよばあ、ってそういう人だよね。

ふーん。そうなのかな。
自分で選んでそういう道を歩いてるつもりもないし、
人に呼ばれて目の前にある道を進んでるだけなんだけどなあ~。

とにかく、そんな話を・・・普段、自分の話よりも相手の話や相手の分析をする方が好きなのだけど
彼に分析されながら楽しい、でもあっという間の時間を過ごす。

男女間の友情は、あるルールの上以外は成り立たないと思っているのだが
あるルールというのは、例えばかつて付き合っていた、とか、
一度は好きになったけど、その後、とか、お互いに好きな人がいる、とか・・・

でも、それには当てはまらないけど、こうして友情を育めることがあると知った。

もちろん、先に言ったように、「友達」とはちょっと違うからこそなのかもしれないが。

ときどき私のこのブログをチェックしてくれていて
兄が死んだときにはすぐに連絡をくれて
私の日々の暮らしを心配してくれて

本当にありがとう。
本当にありがたい。

ところで、午前中は
友達とはちょっと違う・・・「仲間」の女性ともデート。
一緒に映画を観に行った。

311
というドキュメンタリー映画。

こういう映画は誰でも誘えるものでもないので、とも思うが
年の離れた彼女が「良かったらいきませんか?」と誘ってくれて
なんだか嬉しかった。
Sとの予定もあったので、ゆっくり話せなかったけれど
こういう仲間を持てたことに幸せを実感する。

「虹が出てますよ!」

そんなメールをくれた女性もいて
そのほかにも私に幸せを分けてくれる人がいて

こんな素敵な日はお酒がおいしい!

・・・・ってやっぱりそこかい!
ちゅうことで、
今夜は家でワインを1本空けてしまい、
飲みすぎて最後は気持ち悪くなってしまった。

ほのぼの気分で終わらない自分が情けないっす。

そうそう、
ちなみに映画の感想ですが・・・。
すごくお勧めではないけれど、
震災直後に、とりあえず動いて、とりあえず撮影した
というのがよくわかる
素の状態の心の動きが(撮影者の)興味深い映画でした。

映画311

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