ありがとうと言う日
父親の命日だった。
父親が死んだのは5年前のことである。
不死鳥のように蘇って欲しくて
口も聞けない、ほぼ無反応の父親に
必死に話しかけ、
大好きだったタンゴを聞かせた。
しかし、
「ありがとう」の一言を父に素直に言えるまでどれだけの勇気が必要だったことか。
私と父の間には
今思い出しても吐き気を催すような出来事があった。
でもさ~
大人になるとね、思う訳よ。
これもまた人生か、ってね。
こういう経験したからこそ、ふてぶてしい女になれたんだってね。
ふん。
あんたのおかげだよ!ありがとうね。
ってことで、
今日もお経聞きながら両親と先祖に感謝する。
んで、今日も元気に過ごさせてもらってありがとうって気持ちのまま・・・
お参りが終わったら猛ダッシュで電車に飛び乗る。
淀川花火行かなきゃ~?
知人宅のマンションの広いベランダから
真正面に花火を見ることができる。
心地よい風を受けながら
お酒を飲みながら
歓声をあげる。
明日は何が起こるかわからない人生。
この一瞬を楽しむ。
生きていることに感謝。
父にもありがとう。
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