南森町の事務所からの帰り道。

自転車を漕いでいると、
前方に
小柄で、天パで、ちょっと太ったおっちゃんが
カラカラと妙な音を立てながらママチャリをせっせと漕いでいた。

私はあくまでも普通に漕いでいたのだが
あっという間におっちゃんを追い抜いた。

カラカラ・・・

おっちゃんのママチャリが遠ざかる。

しかし、しばらくして、信号にひっかかった。

すると

カラカラ・・・・

さっきのおっちゃんが、凄い勢いでペダルを漕いで、青に変わったばかりの信号で
私を追い抜き、

カラカラカラカラ・・・・

必死に漕いで、去っていった。

おっちゃん、すごい急いでるんかな？

ところが、である、
ほどなく、道は坂道へ・・・

あ。

おっちゃんがモタモタ漕いでいるのが目に入った。

私はというと、変速機付き（ちょっと得意げ？）
すっかり使いこなせるようになった変速機を駆使し
またもや、おっちゃんをささ～っと追い抜いてしまった。

すると、なのだ。

カラカラカラカラカラカラ

もたもた漕いでいたおっちゃんが、どうやら私に追い抜かれたことを不快に思ったのか
再び勢いつけて漕いで迫ってくるではないの！！

いや、実のところ、怖くて後ろは振り返らなかったのだが
あの音は絶対おっちゃんだ。

いやだ！抜かれたくない！

とっさにそう思った私。
軽めにしていた変速機をチェンジして
一気にペダルに力を込める。

・・・・カラカラ・・・

遠ざかるおっちゃん・・・（たぶん(笑)）

おっちゃん、どんだけマケズ嫌いやねん。

ていうか、私も(^_^;)

お陰で筋肉痛になりそうだよ。