アルトの世界

ナレーションと語り*

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裏声日記

初めて♡の立会人

今週、耳ビジで5日間朗読してきた「仕事で大切なことはすべて尼崎の小さな本屋で学んだ」

今日リアルイベントでクライマックスを迎えました。

著者と読む「仕事で大切なことはすべて尼崎の小さな本屋で学んだ」朗読&座談会

『著者と読む』

なのに、著者の川上徹也さんが東海道新幹線不通の影響でいつ到着するかわからない

というアクシデントもありましたが
お客様のあたたかい応援のもと、なごやかに進みました。

イベント初開催の八幡圭子さんは
どぎまぎしながらも必死に挨拶したりMCしたり。
めちゃくちゃ頑張ってくれました♡

大事なものを店に忘れてきて、慌ててスタッフの小羽君が取りに行くというくだりも(笑)まぁ、ご愛嬌!

なにしろ、カワテツさんがいつ来られるかわからないので

念の為、オンラインでカワテツさんと繋ぐ可能性を考え

急遽、プロジェクターだ、スクリーンだ、パソコンも必要だわと対応したり

カワテツさん不在になってしまったランチ会の対応したり

ヤハケイは朝からほんとバタバタだったと思う。

でもね、きちんとオンタイム14時にスタートしたのよ。すごい。

最初の挨拶では自分の想いをちゃんと話してくれた。

だから

お客さまに

「今日は八幡圭子さんの大きなチャレンジの日なのだな」

というのが伝わったと思う。

私も、カワテツさんがいない分の穴を埋めるため、予定より出番を増やしたり、トークで盛り上げる役回りにシフトチェンジしたけれど

基本的にはヤハケイの「初めて」をサポートする立場を忘れないように努めた。

色んなアクシデント含めて

「今日はヤハケイだけでなくみんなにとって想い出の日」

になったのではないかと思う。

さて、ここからは自分のための記録です。

挨拶のあと会は朗読から始まった。

悩みに悩んだ末

耳ビジでは完全に存在を抹消した

理香の恋のエピソードをセレクトした。

タケルとの恋愛を盛り込まないと深みが出ない、由美子さんの話を紹介したかったからだ。

由美子さんの旦那さま昌弘さんのお話。

素敵な旦那さまと、夫婦のかたち。

そして、もうひとつ外せないな、と思い選んだのが

本屋にとって取次は親であるというお話。

これは耳ビジの最終日に朗読し、多くの人が共感して涙してくれたところ。

耳ビジリスナーには2回目になってしまうが、今日はじめて聴く人のために読むことにした。

こうして今日の朗読会で読む箇所を昨夜まとめ、長さを測るためと、確認のために録画しながら一度通して朗読。

確認して文章の修正をしたり、朗読中の目線のチェックしたり。

役によって顔の上げる向きと目線を変えるのだが、ここは本番のあとお客さまから

「あれすごいですね。全員違う人が話してると分かりました」

と言ってもらえた。

声の調子が完璧に変えられないぶん、顔の向きと目線が手助けしてくれるのだ。

これがリアルLiveの良いところ。

ちなみに、昨夜の練習では一度も涙が出なかった。

「さすがにもう慣れたかな(笑)それとも集中力が足りないのかな?」

自分でそんなことを思いながら

あとはもう本番で。なんとかなるさ。

という感じで練習は終了した。

しかし

カワテツさんがちゃんと来られるか心配で、JRの情報を見たり、ニュース見たり、雨雲レーダー見てみたり、昨夜はなかなか寝付けなかった(笑)

そして今朝の「やっぱり新幹線も在来線も動かない」の連絡へと繋がる。ガーン(笑)

今となっては笑い話になるから良かった。

実は、今朝、10:30からボイストレーニングのレッスンを芦屋でやっていた。

愛知県の生徒さんがイベントに来てくれるので、せっかくだからリアルボイトレしましょう!ということになったのだ。

そして2人でランチもして、からの本番だった。

この時点でもう朝から盛りだくさん過ぎて

今日のメインはなんだっけ?

と、一瞬わからなくなる(笑)

「先生、今からがメインです!」

「そやそや、頑張るわ」

こんなんで、わたし集中できるのだろうか、、、(;´д`)

そして、朗読が始まった。

座って読むセッティングにしていたが、後ろの人が見えなさそうなので、立って読むことに。

譜面台の高さを変えたり、マイクの高さを変えたり

みんながそれをじーっと見てる。

少しずつ集中していく。

タイトルを読んだ瞬間、スイッチが入った。

約30分。

昨夜泣かなかったシーンは、やっぱりドバッと涙が溢れ出て止まらなくなった。

本の世界に集中してはいるものの

「わー、鼻水出てきた。わー写真撮られてる。鼻水も写ってたら困るなあ。どのタイミングで涙を拭こうかな。ハンカチ置いておけばよかった。あ、由美子さん泣いてる。あちこちからクスンクスン聞こえる」

と、思いながら朗読していた(笑)

あんだけ泣いてても客観視してる自分がそこにいるんだもんね。怖いわ。

ちなみに、話の切り替わりのタイミングで両方の手のひらで涙をぬぐったら

ケロリともとの状態に戻りました。とさ。

こうして、無事、私のパートは完了した。

お聴きいただきありがとうございました!

自分の記録のために詳しく書きましたが

そのほかにも残しておきたい記憶がたくさん。

この本の真の主役である小林書店の小林由美子さんは本には書かれていないエピソードや
仕事や人が大切にすることは「感謝」「覚悟」だと教えてくれました。

ヤハケイと私が、カワテツさん対応している間

「由美子さん、ちょっと繋いでおいてください(笑)」と1人で話してもらって

「わたし、ずっと喋ってるけど、こんな1人で喋っててええの?」

一同爆笑

なシーンもありました!

私は由美子さんの話を頷きながらちゃんと聞く一方、堂々とスマホを開いてカワテツさんからの連絡にも返信。

まぁ、これをやっているのをお客さまが見ても、誰も「あいつスマホ触ってなにやってんだ?ゲームか?」とは思わないだろうし

これぞLive感さ!

と開き直り(笑)

そうこうしているうちに

川上徹也さんはぎゅうぎゅうの新幹線に揺られて約2時間遅れで到着。

走って部屋に飛び込んできたようなわざとらしい演出したかと思うと、いきなり土下座。

「たいへん申し訳ありません」

ときた!

まるで遅れてきたヒーローみたいな登場で
拍手喝采を浴び、オイシイとこ持って行きました(笑)

朝、大丈夫ですか?とカワテツさんに電話したのだが

「もしかして楽しんでます?」と聞くと

「実はけっこう楽しんでる」

という前向きな発言。

昨日からずっとヤキモキしていただろうし、くたびれてるに違いなかったけれど

これもまたネタのひとつ。くらいに捉えてるところに嬉しくなった。

じゃないと、こんな登場はできないもんね。

「挽回の方法」をテーマに、また本が書けるじゃありませんか?(笑)

こうして最後の30分はもともとの座談会メンバー

カワテツさん、由美子さん、ヤハケイ

に任せて、私は客席へ。

ヤハケイ初のブックフェアは幕を閉じました。

やれやれ。

clubhouseのリスナーさんやサポ部の仲間たち
リアルの仲間たちはじめ
忙しい中来てくれた皆さま、ありがとうございました。

手伝ってくれたみんなもありがとう

こんな風に、耳ビジリスナーさん主導でイベントが開催され、お仕事に繋がったこと、ほんとうに嬉しかった。

ヤハケイ、企画してくれてありがとう。これからも頑張ってね。




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