アルトの世界

ナレーションと語り*

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裏声日記

新技発見!

NHKの仕事で知り合ったディレクターさんからのお仕事だった。

某寺のプロモーション映像で、短いものが三本。

事前に映像が届いたので観てみると

それはそれはカッコイイのである。

歴史ある寺なのに、斬新でアーティスティック!

映像の作りも、音楽も、仮ナレーションも。

仮ナレーションは男性の声なのだが

「私がやらなくても良いんじゃね?」

と思うくらい、さりげなくて、良い声で、素人感もあって。

「NHKの仕事のときは制約もあるから遊べ無いんですけど、今回は自由にやったら、お寺からOK出て(笑)」

「お寺の方が先進的なのかと思ってました」

「いえ、ご年配の方ばかりで、プレゼンしたらポカーンみたいな。でも、説得しました」

素晴らしい!

ディレクターさんはまだ30代かな?若くて、しかもレゲエみたいな人である。

初めてNHKのプロデューサーに紹介されたときもびっくりしたが

どんなご縁でお寺の仕事が舞い込んできたのだろう?(笑)

「昔の人にとってお寺は異空間だったんですよ」

私は数々お寺関係のナレーションをしてきたが、そういう目でお寺を捉えている映像はなかった気がする。

異空間としてのお寺を主軸に制作しているから、映像が目まぐるしくて、アート色強めなのか。納得。

で、なんでナレーションがわたし?

「仮ナレかっこよくて、このままでも良い感じですよ」

と私が言うと

「やっぱり歴史の重みが欲しいから、下間さん。」

なるほどー。

でも、重いのは違う気がする。どう読もうかな。

「テストいきます」

実はぜんぜんかたまっていなかった。とりあえず、テストで試して、それから考えれば良いか。

そんな感じで。

ところが、映像が始まり、ヘッドフォンからあのカッコいい曲が流れてきたら

自然と口が

「阿弥陀如来」

1発目の言葉を発していた。

そしてノーミスでラストまで。

あれ?今の割と合ってたんじゃね?

と、心の中で思ってた。すると

「テストのつもりだったんですが、すごく良かったのでこのままはめてみます」

やっぱり!

さっきまで、仮ナレのほうが良いと思ってたけど、ディレクターさんの見込みはさすがだ。

自分で言うのもなんだが、めちゃくちゃハマってるやないか!(笑)

しかも、ふだんあまりやらない声の出し方を自然にやってて、これ使えるやん。

映像と音楽効果で新しい技が生まれたかも。

その後、ほか2本も順調に収録し、すぐリモートで先方のお寺の方々にチェックしてもらったが

1発OKとなった。

昨日は過去の作品のDVDを処分しまくったが、そのおかげかもしれない。

新しい自分が生まれたような。

長くお仕事させてもらってるディレクターさんとは息ぴったりで、その良さもあるけれど

初めてご一緒する人や、今回のようにプロデューサーを挟まず直接ディレクションしてもらうのは初めての人と仕事すると、意外な自分が顔を出すことがある。

これは逆にディレクターさんにとっても、ベテランナレーターも良いけど新しい人にナレーションしてもらうと新鮮ということ。

ずっと使ってもらえるって難しいものだ。

でも、こうして今日みたいに新しいナレーションの技を私が身につければ、新鮮さを取り戻せるもんね。

あー嬉しい!

ご指名に感謝。

さて、あさって28日水曜日。

私のボイトレの生徒さんで九星気学の開運アドバイザー原里実さんが

facebook LIVEで公開鑑定してくれます!

来年の私はどんな展開になるのか?!

楽しみです〜

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