アルトの世界

ナレーションと語り*

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裏声日記

あえて、旅と言う~4日目宮城~

岩手でのミッションは昨日で終了。
Y氏は盛岡の災害支援のため早朝に出発。

残る4人で宮城県に向かいます。

去年は気仙沼を訪れたけれど、今回は女川と石巻を経て仙台へ。

高速は使わず、沿岸地域を走ります。

陸前高田の一本松も見られるコースです。

夏休みだけあって、一本松には多くの人が訪れていました。
松の葉っぱが小さくなってしまっていたけれど、何もないところにすっくと立っている姿は
やはり地元の人にとって希望の印ですね。

南三陸は正直、あまり復興が進んでいるようには見えませんでした。
地元のお魚屋さんなどが頑張っている話は報道で聞きますので
きっとドライブコースからは離れた場所での新しいスタートとなっていると信じたいです。

さて、目的の女川に到着!
わざわざ来たのには理由があります。
生うに!
ここのウニは美味しいと評判なのです~。

4日目宮城1

あいにく殻付きウニは売り切れてましたが、
美しい身を何層にもたたえたウニ丼は・・・・

4日目宮城2

あっま~い!!

ホタテもそうでしたが、新鮮な海の幸。素材そのものの味って、なんでこんなに甘いのでしょう。

自然の驚異の一方で、自然からいただく恵みに感謝します。
生うにの旬はまもなく終わり。間に合ってよかったな。

続いては石巻のとてもとても悲しい被災現場に足を運びます。

被災地は遺族にとって、どこもかしこも辛く悲しい場所です。
写真はあえて載せませんが、この小学校はニュースで何度も見て、何度も涙がこぼれた場所です。
小さなお地蔵様に手を合わせてご冥福をお祈りしました。

4日目宮城3

この場所をあとにしてしばらくは、車の中は少ししんとしました。
どうしたって分かることのできない、ご遺族の、またその近しい人の、またそこに住む人の気持ち。
想像はできても、全然重みが違う。
仕方ないことだけど、虚しい気持ちが巡ってしまうのです。
そういう気持ちを割り切って、よそ者だからこそ、その気持ちを知らない人間だからこそできること。したいと思う。

ハイハイ、切り替えて行こう!

あ!松島だ~。
さすがの日本三景。結構観光客で賑わってます。

車から降りて楽しみたいけど、早く仙台に向かわなきゃ、遅くなっちゃう~(´;ω;`)
また次回。

そうこうしているうちに日も暮れて、
仙台に到着。

ここではちゃんとしたホテルに泊まります。

Yちゃんはここでお別れ。夜行バスで一足先に大阪へ帰ります。

そうだ!お土産買ってなかったね。
岩手の日本酒も買うの忘れてた。

ということで、駅前の酒屋さんに寄るのですが・・・
宮城の酒屋さんは基本的に宮城のお酒しか置いてない(;^ω^)

お店の人に尋ねると・・・

NHKの近所の、焼き鳥屋の裏に、東北のお酒を色々扱ってる店があります

と言う。
地図には載ってない。

うーん。なんとかたどり着くかな?

またもや、適当な情報だけをたよりに「なんとかなるさ」精神でブラブラ歩き始める。

なんちゅうか、普通なら、「ネットで調べて行こう」とか、合理的で冷静な意見を述べる人がいそうなのに

「こんな情報だけで見つけたら楽しいよね」

という、感覚的、お遊び的な気持ちが共通する3人。
適当すぎる!!そして、楽しい(笑)

AB型2人とB型1人だからしゃーないか!

実際、適当に歩いて、適当に道を尋ねて、着いたヽ(*´∀`)ノ

でも・・・閉まってるヽ(´Д`;)ノ

ロールカーテンの隙間から明かりが溢れている。
隙間を覗くと、奥に人が。

コンコン!コンコン!すーみませーん!

出てきてくれた!

「この店には東北のお酒がいっぱいあると聞いてきました!大阪から来たんです。見せてもらえませんか?」

「そうですかー。いいですよ!」

やった~!

4日目宮城4

かくして、ここで欲しかった岩手のお酒、宮城の特別なお酒。
丁寧に教えていただいて、大人買い(笑)

「下間さん、完全に仕入れですね」

浦霞

うらがすみ

この夏だけの貴重なお酒だそう。

ハート

こちらはハートのラベルが素敵な酒。
好きな人にあげるといいかもね?

かっこいい

こっちもラベルがカッコイイ。
どーんと1升瓶で買いました。

4日目宮城5

この酒屋さん、ワインも豊富で、隣で焼き鳥屋さんを経営してました。
お洒落な店。
今度はここでご飯も食べたいな。

さあ、お土産のお酒はこれで良し。

仙台に来たら行かなくちゃ!牛タン!

仙台が地元の友達にも、さっきの酒屋さんにも聞いたけど
やっぱりおすすめは利久だそう。

「注文するなら極み定食がいいですよ」
アドバイスをもらう。

前回来た時は、確か普通の定食だったような。どう違うのかな?

4日目宮城7

と思ったら・・・・愕然。
すごーい厚みが全然違う!
薄いのもそれなりに美味しいけど、極みの牛タンは歯ごたえはありつつも柔らかく、ジューシーで

「なにこれ????」

3人で唸ってしまった(笑)

で、あまりの量だったのでテイクアウトして、ホテル宴会のおつまみにすることに。

牛タン、やっぱ美味しいわ。

ゆっくり夜中に飲めるのは今夜が最後、ということで
色々買い込んで部屋で飲む。

なんか、いろんな話ししたな。

ホテルのパジャマを3人で着て(私が無理やり着せた)
私らキモいね。なんて笑いながら。

Z君が部屋の鍵をインしてドアを閉めてしまうというおまけ付きで
仙台の夜は終了したのでした。

あえて、旅と言う。3日目~岩手」はこちら

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