あえて、旅と言う~5日目福島~
これは私個人の感想と想いです。
事実を書くだけです。想像は書きません。念のため。
今回、岩手に行くことが決まって、すぐ思ったのが
福島に行きたい
私はボランティアの仲間から、活動のレポートを送ってもらうことがあるのだが
その中で、福島の話が出てくる度
やっぱり他の被災地とはまったく違う問題があることを感じ
もう少し福島を理解せねば、と思うようになった。
ボラ仲間の I さんから線量計を借りて
福島に入った。
許可証が無いと入れない場所の手前まで。
十分だった。
そこに、2年前の3.11のままの町があった。
帰れるはずがない。許可なく入れる場所だけど、住みたくても住めない。
写真は載せられない。
これ以上は書けない。
ただ、私たち3人の気持ちは同じだった。
痛み、悲しみ、怒り、虚しさ、いろんなものが渦巻いて、落ち込んだ。
二人がいてくれて良かった。。。と心から思った。
人っ子ひとりいない地域を抜けて、ようやく営業しているコンビニにたどり着く。
あ、生きている場所だ。
そう思った。人の気配があるだけで、こんなに安心できるとは知らなかった。
妙に長く店内をウロウロした。ようやくそれぞれ買い物をして、コンビニを出ると・・・
3人ともチョコレートを買っていた。
やたら甘いものを欲しているらしい。苦笑い。
「普段買ったことのないもん買ったわ(;´Д`)」
Z君が飲んでいるのは、甘そうなマンゴーのなんとか。
確かに、これまでブラックコーヒーしか飲んでなかった気がする。
「あんまり食欲ないなあ」
そういうRちゃんに、私が言う。
「なに言ってるの!元気の源は食べることから始まるんだよ。いわきで美味しいもの食べよう!」
このあと大阪へ向けてのロングドライブが始まる。
気持ちを切り替えて前へ進む。
前に進める立場である私たちは、進まなければならない。
予想はしていたが、旅の最後に、とても大事な経験をさせてもらった。重くもあったが。
旅の最後のディナーなので海の幸をいただく。
ドライブ前なのでお酒は飲めなかったが、それで良い、と思った。なんとなく。
福島に行って強く思ったことがある。
書けないけどね。
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