アルトの世界

ナレーションと語り*

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裏声日記

猫でしょ。

ちかごろ、女郎蜘蛛よばわりされることが多いのだが(単に周りが流行らしているだけ?)

そんな中、昨日だったか、今度は「野獣」と言われた。

なにをもって野獣というのかは知らないが
思わず

「やった~!節足動物から哺乳類に昇格した!」

と喜んだら

「アホや・・・」

と呆れられた。

今日は今日で・・・
台風が来ることもあり、まっすぐ自宅に帰ることにした私。
今夜は「ニャンコのための夜」にするのだ。と言うと、

「まっすぐ帰ったほうが、かえって猫が不信がるのでは?( ̄∀ ̄) ヒヒヒッ」

なんでやねん!

「可愛がりたい時に可愛がる勝手な人なもんでね(笑)」

そう答えると、

「対ヒトにもですか?(◎-◎;)!! 怖っ 」

うむむむむ。深いツッコミを入れるなあ~。
っていうか~私は蜘蛛でも野獣でもない。そうだ!猫だ。猫なのだ。
自由きまま・・・・
我ながらそう思う。

スタジオでチョコレートをもらった。

ニャンコ

「あ、とよちゃん似てる~」

やっぱり猫らしい・・・( ̄▽ ̄;)タイミング良すぎでしょ。

さて、
扁桃腺の腫れは引いたものの、おとといから鼻声で、今日の録音はどうなることかと心配していた。
かといって、鼻声はもう薬をつかってもあんまり変わらないことを知っている。
寝て、起きたとき、どうなってるか、それだけなのだ。

事前にディレクターさんに申告していたので、先方もハラハラしながら私の到着を待っていた。

「おはようございます。あのぉ・・・こんな声ですが・・・?」

「ん?いや、けっこうでございます!」

「あ~よかった」

自分で思うほど鼻声ではなかったらしい。
スタジオの音声さんも

「ぜんぜんわからないですよ。ちょっとだけ鼻にかかるかな、くらいで」

でも、自分としては、高音イマイチ出ず、低音出過ぎ(笑)

「あはは。たしかに、いつもに増して低音すごいっすね。かっこいいですよ。」

たまたま今日の作品にはこの声がハマってたけれど
レギュラーでやってるキャラ声なんか、もし今日録音だったら
カッスカスのスッカスカだったはず(;^ω^)

そんな状況での録音だったが
ひとことのセリフにディレクターさんの思い入れがあり
そこだけ3回取り直し。

「コレクションは誰がもっていても同じでしょう」

安宅英一の言葉だ。
どんな思いから出た言葉だったのか。そのニュアンスについて話し合いながら録った。

貴女、いま、落としたけど、疑問形じゃない?

うーん。でも、つぶやいたんですよね。だとすると疑問形じゃないかな?

なるほど。そやな。じゃあ、もう少し達観した感じで。

ちょっと上からっぽいかな?君の性格が出てるw←ここ、笑った。出るね。性格が。

で、3回目。

「OKおつかれさん!」

ちょいちょい揉める仕事だけど、やっぱり長年の付き合い。
いいもの作ろう、って気持ちは同じなんだよね。
声がでなくて外されたら、それも仕方ないと思ってたけど。

有難うございました。ちゃんと無事終えられてよかったです。

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