お告げ・・・
iPhoneの画面に時々現れるメッセージ。
「お使いのiPhoneはバックアップがなされていません。Wi-Fi環境下で・・」
Wi-Fiの設定をしようと思うのだが、パスワードがわからずそのままになっていた。
自動でバックアップがされないし、アップデートも自動で行われていないらしい。
「やらなきゃな・・・」
万一失くした時のためにも、やっておかねばならない。
つい先日、知り合いがiPhoneを失くしたのだが、
ソフトバンクで追跡してもらって発見したという話を聞いて
それまで位置情報をONさせていなかったのだけど(電池が消耗するから)
さっそくそれはONさせた。
で、今日。
銀行のATMを利用して、買い物をして・・・気づいた。
あ!携帯忘れた!
ATMの機械の上にiPhoneを置いた記憶がある。
振込みなどを色々していて、他のことに夢中になって、もうその存在を忘れていた。
頭の中で色んなことがぐるぐる回る。
私も追跡してもらったら見つかるかな?
なんでバックアップしてなかったんだろう。
また「うっかり者」って、みんなに馬鹿にされるな。
そんなことを考えながら銀行へ走る。
たぶん、忘れてから15分は経っている。
使った記憶のあるATMを見たが、そこには無い(´Д`;)
係の人に声をかけると
「携帯ですか・・・?いやあ、忘れ物は聞いてないような。」
え~~~(゜´Д`゜)
窓口の方へ行って、その人が中の行員に声をかけた。
「携帯の忘れ物聞いてますか~?」
すると・・・奥から男性行員が・・・
「あ~~~~よかった~!」
満面の笑みで出てきた。
私も思わず「わ~~~ありますか!」声を上げる。
「お名前、教えていただけますか?なにか身分証明書あります?」
ありますあります!!
「ほんとよかったですよー。どうしようかと思ってたんです。
通帳忘れてるから、登録の電話番号にかけようと思ったけど、携帯も忘れてるし、どうしようってねえ」
え?(;・∀・)
つ、通帳・・・
なんと、携帯も然ることながら、通帳も忘れていたのだ!
なんたること・・・うっかりにもほどがある。
行員さんは本当にホッとしたという様子で、にこやかに手続きしてくれた。
私も一安心で、なんか行員さんの笑顔にほっこりした。
「下間ちゃんはものを失くしても戻ってくるからすごい」
この前も友達に言われたっけ。
でも、ほんとギリギリのラインだよ(^_^;)
いつか痛い目に合う。
帰宅後、Wi-Fi設定をした。パスワードも解決した。
これでよし、と。
パソコンの前に座っているわたしの膝の上。はなちゃんがまるまっている。
くしゅん。はなちゃんがくしゃみをした。
ポタポタと鼻血が吹き出した。
近頃は食欲もあるし、元気そうで、わたしの腕枕で気持ちよさそうに寝て、
あー、このまま長生きしてくれるんじゃないだろうか。
そんな淡い期待を抱いていた。
でも、口元からいつも舌がぺろりと顔をのぞかせているのだ。
それは鼻の奥、喉の奥の腫瘍が大きくなって圧迫しているからで
舌が引っ込まなくなっているのだ。
餌はよく食べるが、舌がうまく使えないので周りにこぼしまくる。
私が家にいるときは、指でちょっと補助してあげるようにしていて、
そうすると、うまく餌を口にいれることができる。
病院に電話すると、鼻血はときどき起こるかも、とのことだった。
腫瘍になんらか傷がついて、充血してるから鼻血として吹き出した、とのことだった。
しばらくすると鼻血はおさまり、はなちゃんも何事もなかったかのように
また膝の上に乗ってきた。
とてもショックな出来事だったが、涙は出なかった。
お別れの日はまだまだ先だと信じているから。
明日から11月か・・・。
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