アルトの世界

ナレーションと語り*

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裏声日記

個性豊かに。そして進化。

その人は突然現れた。

オジサンなのにロングヘアー、革パンではなかったけれど
迷彩のピタッとしたパンツ。
そしてなによりも釘付けになったのは・・・・

アメリカ国旗のストール?スカーフ?

ロッケンロール!
と言ったかどうかはわからないが、内田裕也的な臭いをぷんぷんさせて
彼は店に入ってくるなり

「あれ?ちがうやん」

違う。

とは、ママが違う、という意味である。

そう。もともとやってたママから引き継いで、月曜日のうっかりバーは営業しているのだ。

「あ、まきこさん、今日はいないですよ。月曜日はこれこれこうで、かくかくしかじか・・・」

帰っちゃうかな?と思ったら
カウンターに座った。

「そうなんや。うん、システム?なんでもええわ。ウィスキーの水割り」

怖そうには見えないが、個性的過ぎる(笑)

で、隣に座っていた部長がその人と喋り始め、なんだか盛り上がっている。

部長が帰ってしまうと、私が自然と話す立場になり(キャプテンなんだから当たり前?)
それがめっぽう面白い人なのだ。

芸術家?でもIT関連の難しいお仕事で飛び回ってるそうな。

うっかりバーは、基本、知り合いしか来ないので
こういうお客さんは珍しい。
でも、なんか面白い。こういう出会い。

今夜は
「混んでる時は行きたくない」と言い張って、なかなか来なかった先輩も来てくれて
結局看板まで(笑)
ちょうどいい人数でもあったので、楽しく過ごしてもらえたようで一安心だった。

ところで、この先輩、日頃は辛辣で、褒めることは少ないのだけれど
昨日の公演について、師匠については
とても素直に「よかった」と言ってくれた。

そりゃそうでしょ!!
きっと何かを感じるだろうとは思っていたけど、
あまりに素直だったのでちょっとびっくりした(笑)

で、言っていたのが、
「槇さんとは、途中で目が合ってもこっちが照れくさくならないんだよな」

それくらい自然な形で語ってるってことだと思う。

ただ、師匠のことは褒められて当然なんだけれど
私自身は、先輩に何言われるか・・・と思って、ビビっていたので

「仕事で来られなくなりますように!」などと言って笑っていた。

でも、結局最初からずっと見てくれて。

とっても嬉しいことを言われたの。
このこと、師匠にはまだ報告してないけれど(笑)

「あなたは一番弟子だとすごくよくわかったよ」

もちろん、私は一番弟子ではない。
もっと前から育ててもらってる弟子が東京にいるから。
でも、師匠の教えの一部分でも受け継いでいるように見えたなら
弟子としては、ずっと追いかけてるものとしては素直に嬉しくて。

先輩以外にも、昨日見に来てくれた人がいて、
色々感想聞いて(私が訊ねたわけじゃないのだが(^_^;))
あの人はどうだった、この人はどうだった・・・

刺激をもらった

そう言ってもらえるのもとても有難い。
よし!よし!もっと進化するぞ!

進化

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