アルトの世界

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裏声日記

庶民がカンヌ国際映画祭に行きました。~その2レッドカーペットを歩こう!~

女優…冗談では言っているものの、
本当は自分が女優だなんて思ってもいない。

なんでも経験してみたい質で
気軽に引き受けただけである。

そんな単なる一般人が、あれよあれよと言う間に
カンヌ国際映画祭の出席資格をGETしてしまった。

最初は、それがどれだけ貴重なのかさえ知らずにいて、
せっかくだから行ってみよう!
またもや好奇心からカンヌへ旅立つことを決めたのだった。

庶民がカンヌ国際映画祭に行きました。

今後、もしも同じようなタナボタでカンヌに行く人のために
情報をまとめることにします。

カンヌ国際映画祭に出席するには資格、パスが必要です。
パスについては~その1パスについて~をごらんください。

パスをもらったらプログラムを見て、行きたい会場に行きます。

さあ、憧れのレッドカーペットを歩こう!
と、思ったら、そう簡単には歩けないこを知りました・・・(^_^;)

カンヌと言えばレッドカーペット。
レッドカーペットはメイン会場となるプルミエールの入場口に敷かれています。

周りに柵があり、普通は外からそれを眺めることしかできません。
逆に言うと、眺めるだけなら、誰でもOK。
パスは不要なので、観光客でも早くから道端に陣取っていればレッドカーペットを歩くスターを見ることができるのです。

さて、実際にレッドカーペットを歩くには招待状が必要です。

正式パスを持っていても、下々の人間には招待状はなかなか手に出来ないことを現地で知りました。
え~~~っ(゜´Д`゜)

では、どうやってGETするのか?

専用のチケットサイトがありました。

パスに表記されている自分のパスコードを入力すると、
招待状を予約する画面に入れます。
招待状を得るにはポイントが必要です。

ポイントは、私達の場合、最初に100与えられていました。他の人は知りません。

上映する時間によって、必要ポイントが違い、朝早くや最終回だと30、昼間が50、1番華やかな19時からの上映は100必要です。

自分の持ちポイントを考えて予約します。
このポイントは、ちゃんと増える仕組みです。
1時間ごとに2ポイント増えるので、
翌日には、また予約出来る貯金が溜まります。

しかし、肝心の予約が、SMAPのコンサートチケットを取るのと同じように(例えが違うかな?笑)プレミアが付くほど難しい。

2日ほど先の上映作品が、日時、必要ポイント、予約受付開始時間…というふうに表になって出ていて、
現在の残席が出ます。

いま、残席が出る…と言いましたが、
予約受付が開始されているものは、満席状態です。

では、予約受付開始時間と同時にアクセスして頑張れば取れるのね!
と思っていたところ…
しばらくして、もう一度そのサイトにアクセスしてみると、明日予約受付開始だった作品がすでに満席に変わってしまっています。

これには愕然としました。

なんで?

実は、カンヌ映画祭は、長年参加している人を大切にする仕組みがあり
SMAPのコンサートで言えば、ファンクラブに優先的にチケットが回る仕組み。
初参加の人間は、そのおこぼれをハイエナのようにあさる立場なのでした。

これでは絶対チケットをGETするのは無理じゃないか!

そう諦めかけたとき…
監督が今一度サイトに入ったところ、直近の上映作品の残席がアリに変わっているのを見つけました。
すぐさま予約ボタンを押し、なんとチケットを取ることができたのです。

あとでわかりましたが、これは、招待状を持っていた誰かが、行けなくなったのでキャンセルしたもので、それをたまたま監督が見つけた…というラッキーな瞬間でした。

招待状を持っていても行かない人がいて、空席ができるのでは?

そうお思いでしょうが、
そこはちゃんとルールがあります。

招待状を持っていながら出席しなかった人は、ペナルティーが与えられるのです。

そういうわけで、上映時間が近づけば、キャンセルが出る可能性が高まることがわかりました。

ただ、先ほど監督が確保した招待状は19時からの上映。
まさか手に入ると思っておらず、カジュアルな格好で来ていました。

夜の上映はドレスコードがあり
男性はタキシード、女性はイブニングドレスが必須なのです。

せっかくGETした招待状でしたが、ここはもう一度チャンスがある、と睨んで、キャンセルしたのでした。

そこからは、こまめなサイトチェックが始まります。

そして、ラッキーにも、私は河瀬直美監督の上映と、チャンイーモーウ監督の上映の招待状を得ることに成功しました。

監督も、チャンイーモーウをGET。
こうして、2人一緒にレッドカーペットを歩くことが叶ったのでした。

カンヌレッドカーペット

ラッキー!
運が向いていたとしか言いようがありません。

また、カンヌにチェックインしてから三日後に、メールが届きました。

メイン会場では無いところの招待状でした。

基本的にはメイン会場以外はパスがあれば入れるのですが、
やはり上映作品の関係者やプレスが優先なので、並ばなければなりません。
満席になれば諦めるしかありません。
しばらく滞在していると、このように招待状が届くことも知りました。
ただ、残念ながら、私達が帰ったあとの上映だったので、招待状は利用出来ませんでした。

その他の情報&アドバイスはこちら~その3~をどうぞ。

庶民がカンヌ国際映画祭に行きました。

こんな貴重な経験二度とできないかも。
そんな人が、また来年以降出てきた時には・・・ちょっとこのブログを参考にしてもらえたらいいな?

あ、あくまでも新人の体験したことですので
記憶違い、また2015年以降変更になっている点もあるかもしれません。
ご容赦ください。

こちらの記事もぜひ

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