アルトの世界

ナレーションと語り*

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裏声日記

ゴン太について。

私が今の家に住みだしてから16年ほど経つのだが
右のおとなりさんが越してきたのはその2年後くらいだったか。

そして、ある日、左のおとなりさんのガレージに1匹の犬が迷い込んだ。

ゴールデンレトリーバーらしき犬で、まだ小さかった。

警察に届けたものの、飼い主は現れず、結局、右のおとなりさんが引き取ることになった。

犬の名前はゴン太。アホ犬である。

しかし、後にわかったが、アホなのは犬ではなく、飼い主であった。
しつけが悪いので、アホになったのだと思う。

ゴンちゃんは、愛嬌はあるが、アホなので、すぐ吠える。
私が家を出入りするときにさえ吠える。
私が嫌いで吠えているわけではない。というのも、顔を確認したら尻尾をふるのだ。
しかし、普通の犬は、顔を見なくても、足音とか気配で、隣の人か、他人か、悪者かわかるはず。

美味しいリンゴをもらったので、飼い主におすそ分けしたとき
飼い主はこう言った。

「ま~ありがとう。ゴンちゃん、リンゴ大好きなんよ」

しばいたろか!と思った。

とにかく、ゴンちゃんも飼い主もアホである。

そんなゴンちゃんが、ここ最近大人しくなった。
鳴き声もスカスカである。

癌だそうだ。

食欲も無くなり、後ろ足をひきずって、なんとかトイレに行く状態。
高齢とは言っても、癌でなければ、あと2,3年元気だったはず。

玄関先でぐったり横たわるゴンちゃん。
飼い主も辛そうだ。

向こう隣のおうちのゴールデンも、高齢で、今は寝たきり。
寝たきりになって、もう随分立つが、まだ生きている。

人間社会もペット社会も同じである。

私にさえ吠えるアホゴン太であはあるが
吠えてくれるので、それなりに番犬にはなっていた。

この夏はもたないかな。と思う。

うちの黒ネコも色々やばいし、16年も住んでいると、近所の人も、ペットも移り変わっていくのだなあ。と思う。

さて、4周年を迎えた行きつけの店。
お祝いのパーティーに駆けつけたら、シャンパンを振る舞っていた。

ところが、私にはみんなと違うシャンパンを出してくれた。
特別感ありまくりで嬉しい。

そのシャンパンとは・・・

おめでとう

へ~こういうのあるんだ?
こういう心遣いをしてくれるからこそ、また行きたくなる。
大好きな店と大好きな仲間と過ごす時間が好き。

4周年おめでとう。
いつもありがとう。

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