アルトの世界

ナレーションと語り*

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裏声日記

?いつきはきつい?

澤田ふじ子の小説「野ざらし」の中に出てくる一句。

のざらしや目にすすきいけ月見かな

私がこの小説を語るときに、この句をはじめとしたいくつかの俳句を
どう語れば、この、たった17文字の情景を想像してもらえるか?

そのことにとても苦労した。

いろいろと俳句について考えている中で、夏井いつき先生と出会った。

からくちです

今や、全国ネットのゴールデンで、大人気の、俳人である。

もともと、さっぱりとした選評で、とても素敵ないつき組長だったが
最近はテレビで見ていると、ますます辛辣(笑)

今日、久しぶりのいつき組の句会に参加するのも、
一瞬躊躇われた(笑)

でも、細々と続けている俳句。
自分が考えることも楽しいが、他のひとの句を見たり
他のひとの解釈を聞くのがとても楽しい。

言葉遊びの楽しさ。奥深さを気に入っている。

作っているときも、いつき組長の顔は思い浮かぶ。

こんなこと書いたら
「無駄」って言われるかも。

「面白くない」って言われるかも・・・。

と、まあ、ビビリながらも句作に励む。
今日の投句。以下。

鯖の骨完全犯罪にはならぬ

夏の月記憶薄るる石畳

下の名で呼ばれたかしら夏河原

冷酒や息を吹きかけ拭く眼鏡

夏河原の句は数人から選句されたのだが、
夏河原とはなんだ?
との話題に。

賽の河原ちゃうか?

っていう意見は面白かった。

冷酒の句は組長に選句されたのだが
これは「息吹きかける黒眼鏡」にしようかどうしようか迷った1句。

組長の分かりやすく男らしい選評はいつも納得。

番組でも、ここをこうしたらもっと良いのに

というアドバイスがわかりやすい。

いつきぐみ

プレバトのおかげで俳句人口はうなぎのぼり。
私も嗜む身としてとても嬉しい。

気楽に行こう。
楽しみながら17音の世界を作ろう。

誰にでもできる俳句。

帰り道梅雨音軽く歌うきみ

下手でもええねん。
そのうち上達するさ(笑)

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